ラングラーにさらなるミリタリーテイストを

2022年6月16日

ライトカスタムが施されたボディにミリタリーテイスト満点のホイールを装着することで、ジェントルなJLラングラーはもっとワイルドに！

▷text & photographs by DAISUKE KATSUMURA

ライトカスタムのラングラーをホイールでワイルドに演出

ARSENAL

ミリタリーインスパイア系の最新デザイン

ブラックベースのホイールの中央にサンドカラーをドーナツ状に配した独特のデザインが特徴のARSENAL。BLACK RHINOの中でも数少ない純正フェンダー対応（タイヤサイズによる）の設定があるデザインだ。

SAND ON BLACK
17×8+30,17×8+30,20×8.5+30ほか

　ジープラングラーは元々軍用車をルーツを持つため、無骨でヘビーデューティな雰囲気がよく似合う。そんな足元を飾るホイールは、クルマの雰囲気を大きく左右する重要なアイテムであることは間違いないだろう。
　現在ジープラングラー用に各社からラインナップされているホイールはスタイリッシュなものからオフロードテイストの強いものまでさまざまなデザインが存在するが、実は少ないのがミリタリーテイストのホイールだ。そんな中注目を集めているのがブラックライノのＡＲＳＥＮＡＬというホイールだ。
　初期のハマーＨ１やハンヴィーを彷彿させるヘビーデューティなデザインは、外径の大きなタイヤとの相性も良く、ラングラーのミリタリーテイストを一層際立たせてくれる。
　車両は３㎝のリフトアップが施され、片側９㎜ずつ拡幅され、さらにルビコンフェンダー同様にアーチが上方に移動したタイガーオート製のハイラインフェンダーをＬＩＮＥ-Ｘ塗装を施して装着している。

ホイールは17×8J+30というサイズに35×12.5R17サイズのMud Grapplerを履く。ファットなオフロードタイヤとよく似合うデザインであることが判る。

フロントにはMOPARのルビコンバンパーをチョイスし、前述のハイラインフェンダーとともに純正より大きな35インチタイヤのクリアランスを確保している。

サイドステップはJAOS製。フェンダーは片側9mmワイドのタイガーオート製ハイラインフェンダーをチョイスする。

リアバンパーはUS純正をチョイス。大人しめのボディに対してミリタリーテイストのホイールがよく目立つ。

話題のBLACK RHINOのラインナップをチェック！

　数多くのホイールが各社からリリースされ、若干飽和状態になりつつあるジープを含めたオフロード業界をここ最近賑わせているのが、ブラックライノホイールだ。
　ブラックライノホイールは、新進気鋭のアフターホイールブランドで、本国アメリカではミリタリーテイストを前面に押し出した「ミリタリーインパイア系」と呼ばれているデザインコンセプトが人気を呼び、昨年ラスベガスで開催されたアメリカ最大のアフターパーツショーであるＳＥＭＡショーでは最大の装着台数を誇ったブランドだ。日本ではこれまで大々的に紹介されたことはなかったが、先日行われた東京オートサロンで、正規輸入元となったＭＬＪが大々的にホイールを展示したことで話題となったのは記憶に新しい。
　数多くのデザインがリリースされているが、ビードロックやピアスボルトを彷彿させる無骨なデザインが多くを占めている。ＭＬＪでは人気のデザイン、サイズを中心に国内に在庫を持ってユーザーの需要に応えていくことを発表。今後もラインナップは随時増やしていくそうだ。