30周年を記念し、さらにパワーアップで開催するオフ走行会

　歴代JEEPシリーズを筆頭にランドクルーザーやジムニーといった国産モデルなどまで幅広いカスタマイズを手掛け、車両を手に入れた後もそのポテンシャルを存分に楽しめるオフロード走行イベントを定期開催しているのが4×4プロショップの老舗である静岡県の「JOINT（ジョイント）」。今年で30周年を迎えた同社と常連のユーザーが協力し合い、ビギナーからベテランまで存分に楽しめる“1日を作ろう！”と企画されたのが、富士ヶ嶺オフロードにて開催されたこのイベントだ。

開催地の周囲は前夜に季節外れの大雪に襲われたものの、さすがはオフロード走行に慣れたJOINTのユーザーたち。当日は約80台、140人オーバーの熱い4×4乗りが訪れた。

イベントは希望する参加者で競う「犬ション」からスタート。また、会場内の各コースは基本的に終日解放され、「モーグル走行」や「ヒルクライム走行」なども好きな時間に走行し放題！　また四駆講習会のほか体験乗車も行われ、愛車のカスタマイズを検討している人々の参考にもなったことだろう。さらにビンゴやジャンケン大会、今日イチのかっこいいクルマを選んじゃおう！というテーマのカスタムアワード表彰式も行われた。参加者にとって有意義な1日となったことは言うまでもない！

なお、冒頭でも触れたように、JOINTではこの富士ヶ嶺オフロードのほか、各方面のオフロードコースで、よりライトな走行会を2カ月に1度のペース会を行っているというから、四駆好きは是非とも同社Webサイトをチェックしよう。

「犬ション」で“高さ番長”を競う

　犬が片足を上げておしっこをする姿に似ていることから「犬ション」と呼ばれているオフロード遊び。JK&JLラングラーを筆頭に、80系ランクルほか、三菱キャンターをベースにした元消防車をカスタムしたリフトアップ車両など、個性豊かな愛車を所有する参加者がチャレンジ。なお最高値を記録した参加にはトロフィが贈られた！

イベントを盛り上げる物販ブース＆面白ブース

　JOINTのブースではTシャツなどのアパレルグッズを中心に販売。またオリジナルナイフ工房のほか、レザーを使ったアクセサリーを手掛ける工房、スナップオンやKUMHOタイヤといったメーカー各社も出店しイベントを盛り上げてくれた！

ビンゴ大会ももちろん開催された。景品にはお子さんも大人も楽しめるラジコンカーからアウトドアグッズ、さらに大物ではWARN製のウインチなども登場。参加者全員、超ヒートアップしたのは言うまでもない。

アワード獲得はこの５台

参加者とメディアの投票により、この日トップのカッコイイ車両を選ぶアワードも開催。各優秀賞にはトロフィが送られた。

浅野圭亮さん　車種：JKラングラー/ジープ歴：３年

　軽快な走りを実現するショートボディとオープンエアに憧れて、JKショートを購入した浅野さん。もともとノーマルで購入したが、オフロード走行も楽しみたくなりJOINTの門を叩いたそう。足元はアメリカンレーシングホイール＆６インチアップでセッティング。また前後ショートバンパーによりアプローチ＆デパーチャーアングルを確保するとともに、万が一のスタックに備えWARNのウインチも装備した。悪路走行本日はお友達の宮崎さんと初オフロード走行を満喫！

鈴木雅秋さん　車種：TJラングラーショート/ジープ歴：20年以上

　XJチェロキーを皮切りにV8モデルのグランドチェロキー、そしてTJと所有してきた生粋のJeepフリーク。現在は前述のグラチェロをレジャー用の愛機とし、ご覧のTJを休日のオフ走行を満喫するための相棒としている。ちなみにこのTJは99年にゴールドブラウンのボディカラーで限定販売されたモデルで、レトロな雰囲気がお気に入り。6インチアップコイル＆2インチボディリフトのスタイル、フロントウインドウ左右に装着したKC製のフォグランプが古き良き時代のオフローダーを連想させる外観に仕上げた素敵な一台である。

高橋さんファミリー　車種：JLラングラーアンリミテッド/ジープ歴：６年

　国産SUVやクロカンを乗り継ぎ、以前から憧れていたJeepについにたどりついた高橋さん。現行JL型のガソリンモデルは直列4気筒エンジンだが、“やっぱりアメ車は大排気量のV型エンジンがイイ！”とのことから3.6 ℓ最終型を新車で手に入れた高橋さん。愛車はテラフレックス製のサスパーツを装備。約2.5インチのリフトアップと37インチタイヤにより凹凸路の多いキャンプ場などへも容易にアクセスできる悪路走破性を確保。なお、フェンダーのトレールバッジは金属加工業×デザイナーのタッグによって高橋さんが展開するep.uniqueブランドのアイテム。生粋のJeepフリークでもある！