目的地までの所要時間を調べると、つい走行時間だけで一日の予定を組みたくなる。けれど、食事やトイレ、疲れを取るための休憩も旅の時間だ。キャンピングカーで車内に休める場所があっても、無理な距離を走れるわけではない。止まる場所と、行程を短くする選択肢まで含めて計画したい。
休憩を先に入れて到着時刻を考える
経路を決めたら、途中で安全に休憩できる施設を確認する。JAFは居眠り運転の予防として、最低でも2時間に1回の休憩を勧めている。ただし、そこまで必ず走り続けてよいという意味ではない。疲れや眠気が出る前に、状況に合わせて早めに止まろう。
予定には入庫、トイレ、食事、再出発の時間も含める。営業時間や駐車区画が自車に合うかを確認し、満車などに備えて別の候補も用意しておく。休憩を削らないと間に合わない予定なら、出発前に行程を見直したい。
休憩場所で必要な物を取り出しやすく

水分、上着、財布などを探すだけで休憩が慌ただしくならないよう、出発前に置き場所を決める。荷物は走行中に動かないように収納し、停車してから取り出す。休む場所があっても、走行中にベッドへ移るなどの使い方はしない。
休憩では安全な歩行動線を使い、周囲の車の動きにも注意する。車内で休む場合も施設のルールを守り、隣の駐車区画へ荷物や椅子を広げない。体調と疲れ具合を確認してから再出発を決めよう。
眠気が出たら予定より休むことを優先する
前日は十分な睡眠を取り、寝不足のまま距離を稼ぐ計画を立てない。運転中に眠気を感じたら、窓を開けたり音楽を大きくしたりするだけで乗り切ろうとせず、安全な休憩場所へ向かい運転を中断する。休憩後も眠気が残るなら走り続けない。
運転を交代できる場合も、交代する人が休めているかを確認する。全員が疲れていれば、近くで適切な宿泊先を確保する、訪問先を減らすなどの変更が必要になる。目的地の予約があっても、到着より安全を優先したい。
家族で変更できる予定にしておく
予定表には「ここまで行ければ十分」という地点も置いてみよう。休憩が長くなったとき、どの立ち寄り先を見送るかを先に話しておくと、運転者が遅れを取り戻そうと焦りにくい。到着が遅れる場合の連絡先も控えておく。
帰路は観光後の疲れを含めて考える。初日に走れた距離を、そのまま最終日に当てはめないこと。交通情報の確認や予約の変更は同乗者が担当するか、安全に停車してから行い、運転に集中できる分担を整えよう。
よい休憩計画は、何時間おきという数字を守るためのものではない。疲れる前に止まり、眠ければ運転をやめ、予定を変えられるようにしておくための準備だ。到着時刻に余裕を持たせて、休憩も含めた旅を楽しみたい。

