キャンピングカーの家庭用エアコンは、冷房の効き方だけでなく、寝床への風向き、収納、手入れのしやすさも一緒に見ておきたい。きれいに収まった展示車を見ると、それだけで夏の旅を想像してしまう。でも、機器の前に立つだけでは、いつもの暮らしに合うかまでは分からない。
キャンピングカー専門誌「キャンプカーマガジン」111号には、Wiz、シェスタ、ナロー銀河など、家庭用エアコンと室内の配置を工夫した車両が載っている。当時の誌面を手掛かりに、展示車で確かめたいことをまとめた。

キャンピングカーの寝床で、風の向きを確かめる
シェスタの誌面紹介では、就寝中に風が直接当たらないようにした配置が説明されている。冷房が届くことだけでなく、寝ている人がどう感じるかまで考えた例だ。
展示車では、実際にベッドを広げた状態を見せてもらおう。二人で寝るなら、それぞれの頭の位置を決めてみる。風向きを変えられるか、家具や寝具が空気の通り道をふさがないか。寝返りを打つことも思い浮かべながら見てみたい。
その棚には、本当は何を入れたいか
Wizの誌面紹介では、収納や車内を行き来する動線とともに、エアコンの収まり方が取り上げられている。食器や大きな鍋を収めるカウンターの収納も登場する。空の展示車では広く見える棚も、着替えや食器、寝具を積めば使い方が変わる。

一泊の荷物で足りるのか、一週間分を積みたいのか。買った後に「いつもの道具が入らない」とならないよう、持ち物を思い出しながら扉を開けてみよう。エアコンを付けたことで使えなくなる場所だけでなく、代わりにどこへ収められるかを聞くと話が進む。
Wizの装備は、アネックスの車種ページでも確認できる。同じ車種名でも、年式や仕様をそろえて比較したい。
室外機の位置は、車外からも見せてもらう
ナロー銀河の誌面紹介には、室外機の設置位置についても説明がある。目に付きにくい装備だが、汚れを点検する場所や荷物でふさいではいけない箇所を、購入時に知っておきたい。
自分で外して整備するためではない。どこまでが日常の手入れで、どこから業者へ頼む作業かを区別するためだ。点検口を開けるのに荷物を出す必要があるなら、そのことも収納の計画に含めておこう。
外部電源がある夜にも、使い方は聞いておく
電源付きの区画で泊まる予定でも、使える電力は施設ごとに違う。冷房を付けたまま電子レンジを使いたいなら、その組み合わせを車両側と施設側の両方へ確かめる。
説明をひと通り聞いたら、最後にもう一度、座る、寝る、荷物をしまう。普段のキャンピングカーでの動きをなぞってみよう。涼しさのために我慢する場所がないかまで見ておくと、買った後の暮らしを想像しやすい。
ほかの装備も比べたい方は、先輩オーナーが選んだ装備の記事も参考に。
原典:キャンピングカー専門誌「キャンプカーマガジン」111号「エアコン搭載車特集」(誌面16・18ページ)。掲載時の内容を再編集。車両の装備・仕様は年式やグレードで異なるため、購入時に販売店へご確認ください。
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