寝具や食料を積み、目的地も決まったら、出発準備はあと少し。その前に確かめたいのがタイヤです。キャンピングカーでは車両の装備に加えて旅の荷物も載るため、見た目だけで大丈夫と判断せず、指定された空気圧を確認することが大切です。点検を難しく考えすぎず、旅の準備に組み込める手順を整理しましょう。
指定値は自分の車両で確認する
タイヤの側面にある数字を、そのまま車両の指定空気圧として使わないようにします。取扱説明書や車両のラベルを確認し、キャンピングカーへの架装による条件は販売店にも確かめてください。前後で値が違う場合や、積載条件による案内がある場合もあります。別の車両の数値を流用せず、自分の車両でどの表示を確認するかを知っておくことが出発点です。
走行前の冷えた状態で点検する

タイヤは走行に伴って温まるため、空気圧は走行前の冷えた状態で測るのが基本です。手持ちのゲージを使う場合は、器具の説明に従って正しく測定します。測り方や補充の方法がわからないときは、整備工場などへ相談してください。移動先で補充を依頼する場合も、走行後の状態であることを伝えます。出発直前に初めて試すより、余裕のある日に点検しておくと落ち着いて対応できます。
空気圧と一緒に傷みも見る
数値の確認だけで点検を終えず、ひび割れや損傷、片寄った摩耗、異物などにも目を向けます。地面に接している部分など、外から見えない箇所もあるため、目視ですべて確認できたとは考えないでください。気になる傷や変形、繰り返す空気圧の低下があれば、出発前に専門店へ相談します。スペアタイヤを備える車両では、その状態と使用条件も取扱説明書で確認しておきましょう。
旅の準備と定期点検をつなげる
出発前の確認に加え、車両とタイヤのメーカーが案内する間隔で点検を続けます。タイヤを交換した日や点検した日を記録しておくと、販売店へ相談するときも説明しやすくなります。冬の旅では空気圧だけでなく、目的地の道路状況と必要な冬用装備を別に確認してください。空気圧を整えたことが、雪道や凍結路へ入れる条件になるわけではありません。
積む荷物が増えたときは、空気圧を自己判断で上げて対応するのではなく、車両の積載条件も確認します。車両の仕様や使い方に合う点検を、定期整備と合わせて販売店に相談しておくと、日常の確認範囲も整理できます。
空気圧の点検は、旅先で困ってから行うより、出発前の落ち着いた時間に済ませたい準備です。目的地や買い出しのメモと一緒に、タイヤの確認も予定へ入れてみてください。わからないことを聞ける時間を残すことも、無理なく旅を始めるための工夫です。

