▷text & photographs by DAISUKE KATSUMURA
イエローとブラックで魅せるコントラストの妙
日本のディーラーでは2022年モデルよりラングラアンリミテッドースポーツがラインナップから外れたのはご存知だろうか? スポーツグレードは、フェンダーやトップがブラックとなるのはよく知られているが、ガスキャップが剥き出しで、’19年モデルまでヘッドライトはLEDではなくハロゲン式と、全体的にプリミティブなディテールを持ち、往年のジープの雰囲気を今に残しているグレードでもあっただけに、寂しい限りだ。
ジープカスタムの老舗であるリンエイのデモカーは、そんな今後レアになりそうなスポーツをベースとしたカスタムだ。ビビッドなイエローのボディカラーに装着するのは、TJやYJ時代の純正ソフトトップを彷彿させるMYTOP社製のソフトトップ。これによってさらに古き良きジープの良さを強調しているのだ。フェンダーはスポーツグレード純正のままだが、ひと回り大きなホイール&タイヤをカバーすべく、チューブフェンダーを追加している。
バンパーはフロントをモパー製、リアをAEV製に交換。さらにステップはルビコン用のロックレールをチョイスすることでシンプルな外観に。さらにビビッドなイエローカラーを強調すべく、クロームパーツはあえて装着せず、ホイールもブラックカラーのAEV製とすることで、黒と黄色のコントラストが強調された、スポーツグレードの魅力溢れる一台に仕上がっているのだ。
程良いハイトのサイドビュー
3インチリフト&35インチタイヤ装着、そしてルビコン用ロックレールを装着しているため、純正と比べてかなり腰高な印象のサイドビュー。
チューブフェンダーを追加
スポーツグレード標準の無塗装のフェンダーを活かしつつ、チューブフェンダーを追加することで、大きくなったタイヤに対応。ORACLE LIGHTING社製のLEDサイドマーカーを装着。
ホイールはAEVのSAVEGRE IIで、サイズは17×8.5J+25。これに直径35インチのBF Goodrichマッドテレーンを組み合わせる。
スポーツグレード独特のフェイス周り
今や貴重なハロゲンヘッドライトをあえてキープ。ベゼル部分もボディカラーとなるのがスポーツグレードらしい。サイドステップはルビコン用ロックレールに交換。
フロントバンパーはMOPAR製のルビコンオフロードタイプ、リアはAEVと前後で異なるブランドをチョイスする。
乗り心地を考慮した3インチリフト
足回りはリンエイオリジナルの3インチリフトキットを装着。ショックにビルシュタインをチョイスして乗り心地も確保。
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