トム200 スマートなキャンピングシェルでキャブコンの新しい形を提案

標準ボディのハイエースをベースにしたキャブコン。
外観はスマートでコンパクトな印象だが、室内は想像以上に広く、使い勝手に優れている。

軽量アルミボディを採用した高い断熱効果が自慢のモデル

　ハイエースの標準ボディをベースに特許を取得する独自工法「ハイドロバックパネル」により、強さと軽さに加え高い断熱性も実現したボディに、使いやすいレイアウトを実現したのがトム２００。
　ハイドロバックパネルとは、高強度のアルミフレームの構造体に25㎜（床面は30㎜）の断熱ウレタンフォームをサンドイッチして真空圧着した製法のこと。このパネルを用いることで、強く軽く、しかも高度な断熱性も備えたキャンピングシェルを手に入れた。
　ハイエースの標準ボディがベースなので、全長は５ｍ以内に収まり、取り回しに苦労することがないサイズ感も魅力。しかも、フロントバンク部の張り出しが少ないスマートなデザインにより、キャブコンでありながら無骨な印象はどこにもない。
　室内はスマートな外観から想像するよりかなり広い。４名でテーブルを囲めるダイネットにはゆったりとした空間があり、室内後部には１８２０×６５０㎜の常設２段ベッドを装備。前方上部のバンクベッドはスライド式になっており、これを引き出すと１９００×１３００㎜のベッドルームが現れる。ダイネットはサブマットを加えることで１８５０×１３００㎜の就寝スペースに早変わり。
　さらに、伸縮式マルチルームやラウンドした家具や網戸とシェードを内蔵するドア、アクリルウインドーも標準装備。さらに、オプションで家庭用エアコンを装備することも可能だ。