新日本海フェリーで北海道へ向かう時間を、旅の楽しみにしてみよう。ハンドルを握らずに食事をし、海を眺め、ときには何もせずに過ごす。キャンピングカーは一緒なのに、陸を走っているときとは違う一日になる。
キャンピングカー専門誌「キャンプカーマガジン」110号に載った、やまがた夫婦の乗船レポートを読み返すと、港で待つ時間から小樽に着いた後まで、船旅の楽しみが続いている。掲載当時の体験から、船内と到着後の過ごし方を考えたい。

新日本海フェリーの船内と、小樽の時間を分けておく
船内では食事や共用スペースでのひと休み、窓やデッキからの海の眺めを。小樽に着いたら、街歩きや北一ホール、地元の食を楽しむ。乗船記を参考に組み合わせる案で、特定便の時刻表や一日の実走コースを示したものではない。
港に着いたら、まず乗船までの支度を
レポートでは、車両待機場所へ入り、手続きを待つ様子が紹介されている。自分たちのクルマで待てるのは、キャンピングカーの良さだ。ただし、港へ早く着けばその分早く乗れる、というわけではない。
待つ間に客室へ持つ荷物をまとめ、手続きの案内を確かめておく。集合時刻や同乗者の乗り方は、予約した便の新日本海フェリーの乗船・下船案内を基準にしよう。航海中は車両甲板へ戻れないため、貴重品や必要な荷物は出港前に客室へ。詳しい条件は公式の乗船ガイドも確認したい。
海を眺めているだけの時間もある
誌面に登場するのは、船内の食事、共用スペースでの交流、デッキから見る海。旅先の名所を巡る日なら、次へ移動しなければと思うところでも、船はそのまま目的地へ運んでくれる。
船内をひと回りした後は、本を読んでも、窓辺で過ごしてもよい。何かの予定で埋めなくていい時間がある。通信に頼らず楽しめる物を一つ持っていけば、携帯電話の画面を見る以外の過ごし方も選べる。
設備や客室は船によって異なり、天候次第でデッキへ出られない場合もある。楽しみにしている設備があるなら船を選ぶ段階で確かめ、あとはその便での過ごし方を探したい。
小樽に着いてから、遠くを目指さなくてもいい
乗船レポートは、小樽の街歩きや北一ホール、地元の食の話へと続く。下船した瞬間から長距離を走り続けるのではなく、到着した町にしばらくとどまる旅もよさそうだ。

到着時刻によっては、まだ店が開いていないこともある。まず車の大きさに合う駐車場所と休憩先を決め、体調を見てから動き出そう。船に乗ったから必ずよく眠れているとは限らない。寝不足なら運転を急がず、休む予定へ切り替えたい。
北海道へ行くと、走ってみたい道や訪ねたい場所は次々に出てくる。だからこそ最初の一日は、小樽を歩くくらいにしておく。船内でゆっくり過ごした時間を、下船後すぐに取り返そうとしなくてもよいのだ。
時刻表、客室、船内営業、立ち寄り先の営業は、乗船日が決まってから最新の案内を確認してほしい。次の旅先や装備を探すときは、ダイチランドのキャンピングカー記事一覧もご覧ください。
出典・乗船案内
原典:キャンピングカー専門誌「キャンプカーマガジン」110号「新日本海フェリー乗船レポート」/誌面26〜29ページ。本文・写真は掲載当時の内容をもとに再編集。乗船時の注意は新日本海フェリー公式案内を2026年9月28日に確認。利用日の最新条件は予約先でご確認ください。
