今回の川下りは、いつもとちょっと違う。
あえてレスキューが必要な状況で、レベル別にレスキューされる経験をしてもらう。
今回の生贄?は、TACの唐原氏。しかし、運動神経抜群で軽々こなしてしまうのだ。

この時点では詳細は内緒。唐原氏は内容を知らない!
シーズンインして川遊びも本番!
危険な場所を身をもって体験だ。
川の危険を体験
正しい知識と経験が必要だ
どんどん気温が上がって、いよいよ川遊びが話題に出るようになってきた。アウトドア企画でも、必ず川下りや、SUPなどを一度は行っている。世間的にも川遊びはメジャーなスポーツとして認知されているが、毎年悲しい事故が起きている。筆者的にはぐっさんという川の師匠がいるから、安全に楽しむことが出来ているが、一般的には「楽しい」が先行して危険に対しての知識がない。今回、ぐっさんに相談して、川遊びの危険を注意喚起的に知ってもらう記事作りがしたいと、相談をすると、一つ教えるのに当たって条件があると言われた。危険がないように面倒は必ず見るから、初心者、中級者、上級者的なレベルに応じた生徒さんを準備して欲しいとの事。であれば、頭に浮かんだのは、上級者が、4WDプロジェクトの西川氏。中級者が、最近一緒に遊んでいるマキシくん。彼は、かなりSUPをやりこんでいて、水に対しての恐怖感はほぼ無い。残るは初心者。たまたま、直前に別件で話をしていたジムケンTACの唐原氏に、話をしたところ、「泳げるけど、川遊びは経験無い」という事。楽しく川遊びするけど参加します? 安全は、リバーガイドが同席するから安心ですよ! と、詳細を告げずに参加を促したところ、オッケーがもらえたので当日まで取材内容を告げずに合流。
取材当日、現場に行って唐原氏に内容を説明。川下りはするんですけど、川の危険な場所や状況を再現して、注意喚起するんですと説明。「えっ、僕なんかするの?」はい! ちょっと遭難してもらいます。「嘘でしょ?」ガチです。というやりとりをして、ライフジャケットを装着し、安全を確保した状態で、遭難するシチュエーションを再現。川の危険な場所、安全な場所、川底の構造、目視できる流れの怖さ、外から見た波の高さと、実際に波の中に入った場合の大きさ、流される場合の姿勢、助けてもらう際の約束などだ。ページの都合で、細部まで体験した内容が記事に出来ていないが、川で遊ぶ際、最も重要となるのがライフジャケット。浮力の強さと装着方法をしっかりと覚えて、危険な場所に近づかないのは必須事項。今回、唐原氏に取材後に話を聞くと、「これ、単独で同じシチュエーションになったらやばいよね。波の中に入るとびっくりしたもん」とのこと。川遊びは楽しい。しかし、危険が隣り合わせということを忘れてはいけないのだ。
リバースポーツの装備
川遊びでの安全装備
これらが最低限のアイテムだ
なかなか、今回のような装備を揃えて川遊びをするというのは難しいとは思うが、水の中に入るのであれば本来今回の装備は最低限。これらを装備していても、流れの中に入るのは、経験豊富なリバーガイドがいない状況では避けたほうがいい。楽しい時間が一瞬で悲しい時間となってしまうのだ。





ライフジャケットの装着方法


ロングドライブ、快適性、利便性に優れた3社のジムニーだ。

今回使用するボートの種類を紹介

今流行りの川下りツールを全て使用
今回川下りに使用する船は3種類。静水面で行うことが多いSUP、レスキューを考慮し、二人乗りのダッキー。機動力に優れ、転覆しにくいパックラフトの3艇。今流行りの船全てを使用して、様々なシチュエーションに挑戦したのだ。SUPに関してはリーバーモデルと通常モデルなのだ。
SUP

ダッキー

バックラフト

ボートに乗る前に基本を学ぼう!!
基本姿勢が超大事!この姿勢には理由があるのだ
ボートに乗る前に、川で流される際の基本姿勢を学ぶ。下流に足を向けて、顎を引いて手でバランスをとって流されていく。うつ伏せになって泳ごうとしても、流れが強いと息が出来なくなる。視野が狭まると障害物の発見が遅れてしまう。足を下流に向けるのは障害物を足で蹴って回避する為。この姿にはきちんと理由があるのだ。視野が広いとレスキューしようとする人とのコミュニケーションも可能だ。
ライセンス


川には危険がイッパイなのだ【その1】
増水時に要注意

水の量で危険度が変化
この地形は危ない
今回は水位が低かったから大丈夫だが、水位が高く流れが早いとこの地形はかなり危険。岩の下に吸い込まれると浮上できなくなる恐れも。
人工セクション

綺麗な波は逆に危険
脱出の隙がないのだ
工事が入り整った地形は逆に危ない。流れに変化がないので巻き込まれると脱出できない。見た目より危険な地形なのだ。
いきなり深くなる!?

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突然深くなる場所がある。大人でも足がつかないのだ
川というのは、流れの芯があり、芯の部分は急激に深くなっていることが多い。今回はライフジャケットを来ているから大丈夫だが、水深が突然深くなると、対処できなくなることも。さらに、水の中で速い流れがある場合があるので流れに捕まると浮かび上がることが困難なのだ。
川には危険がイッパイなのだ【その2】
浅いけど流れが速い

深さで安全は判断できない
浅くても危険なのだ
水量と川幅で深さが浅くても身動き取れなくなることがある。水圧というのは外から判断つかないのだ。
最も怖いのがホワイトウォーター



写真だとわかりにくいが、波の高低差は1メートル以上だ。
ホワイトウォーターという状況は、ライフジャケットが浮かない。水の中に空気が泡状に混ざっているのが真相なのだ。流される基本姿勢をしっかりとって、呼吸を確保しないと溺れてしまう。最も危険な状況だ。
いざという時のための〝ロープレスキュー〟
投げる側と助けられる側
どちらも経験が必要
基本姿勢をとって、レスキューする側の動きが、される側と意思疎通ができればレスキュー可能。ロープを受け取った場合、肩越しでロープを巻かずに握りしめて姿勢をキープする。投げる側に高いスキルが要求されるが、このレスキュー法とスローロープを持っていると川では安心と言える。



川下りのテクニックを披露
フェリーグライド


川の流れには強弱があり、流芯というのがある。単純に流れを横切ろうとすると流れに捕まり転覆してしまう。上流に向かい45度の角度で進み続け、角度をキープし続けることで、安全に速い流れを横切ることが可能。その際、船底を上流に向け、流れをいなすことが重要。船のエッジが上流に向かうと巻き込まれてひっくり返る。
ストリームイン

流れの早い場所に向かいフェリーグライドと同じアプローチでイン。そこから、ノーズを持ち上げ180度反転する形で流れに乗っていく。ここでは、パドル操作が重要だ。
失敗すると転覆の危険がはらんでいる!?






想像以上に運動神経がよく、そつなくこなしていたTACの唐原氏だが、川の洗礼を受けていた。流れというのは不規則な周期で強弱がある。その状況に即座に対応しないと一瞬で転覆してしまう。転覆しないのも大事だが、転覆した後の対処も大事。パドルを話さずに、流される姿勢で安全を確保するのが重要となる。




