1983年に谷口守史氏が創業したオフロードサービスタニグチは、40年前に亘り日本全国のジムニーオーナーから絶大なる支持を得てきた。タニグチへ相談すればOK!という信頼は二代目へと継承されている
40年の歴史を誇る老舗中の老舗 その信頼と実績は揺るがない
ジムニー業界において西の雄と言われる、パーツメーカー&ショップがオフロードサービスタニグチ(以下タニグチ)。1983年に谷口守史氏が創業し、歴代ジムニーのチューニングパーツを数え切れないほど開発&販売してきた老舗だ。そんなタニグチが今年で40周年を迎えた。
先代社長の守史氏は、いつもニコニコしていた。かつてジムニー専門店を経営していた筆者はとてもお世話になった、いわゆる頼れる兄貴的な御方なのだが、元々は日本屈指のマシンビルダーという顔を持つ。フルパイプマシンを自ら制作し、レーサーとして活躍していた時代がある。その技術に裏付けられているから、タニグチ製品はユーザーの使用用途、テクニックを問わずに使えるパーツを開発できたのだ。
SJ30に始まり、JA71、JA11、JA12、JA22、JB23、JB64まで歴代ジムニーのサスペンションから、スープアップ、エクステリア、インテリアと様々なパーツを自社開発。40年の長きに亘り、常に時代の最先端技術を取り入れ、業界をリードしてきた。 現在は二代目代表の谷口武氏が新たなタニグチを牽引。会社のキャッチも『ジムニーで遊ぶ』から、『ジムニーと遊ぶ』に変え、『Fun To Adventure』をキーワードにしている。もちろん製品のクオリティは相も変わらずに変わらず高品質で高性能。先代が40年積み重ねてきた信頼を継承しつつ、今後も業界をリードしていく。40年はあくまで通過点。次世代のタニグチが今始まったのだ。
ユーザーからの相談が原点 創意工夫がタニグチの持ち味
古くからのジムニーユーザーは、必ずお世話になったことがあると思われる超ベストセラーアイテムがこの2点。サイドステップとリアシートスライド。JA系ジムニー御用達アイテムで、当時は装着していないジムニーを探す方が難しいと言えるほどの装着率を誇ったパーツなのだ。この2点が、タニグチの名前を全国区にしたと言っても決して過言ではない。実はこれらのヒット作も、ユーザーからの相談で、先代社長が考えに考え抜いて作ったアイテムなのだ。筆者も使用したことのある懐かしいパーツなのだ。
それぞれの時代を駆け抜けてきた往年のデモカーたち
〜どの時代を見てもタニグチらしさが健在〜
各時代のデモカーを見ると、その時代の流行りや、チューニングの方向性が分かる。そして創業時から現在まで理念が一貫しているから、どの時代の車両を見てもタニグチらしさが感じられ、現代のジムニーにも繋がっている。
☎079-264-4455
https://www.ors-taniguchi.co.jp/