かっこいいオフロード仕様パーツはほとんどDIY装着
ノーマルよりも明らかにファット&トールなJB64を乗り回しているKEMUさん。
やる気満々のオフロード仕様だが、パーツのほとんどを自分で交換したと言うのだから恐れ入る。さらに驚くのは…!
女性ジムニストのKEMUさん。彼女には3回も驚かされた。順を追ってそれを説明しよう。1回目は愛車を見た時だ。「かなりイジってあるJB74だな」と近づいて細部を確認。そしてボンネットを開けてのぞき込むと「あれ? 4気筒ではなくて3気筒って、これはJB64じゃないか!」と驚いた。正々堂々と公道を走るため、当然ながら公認車検を取得している。そして二つ目の驚きは、このカスタムのほとんどをKEMUさん自身が作業を行っているということだ。
フモンオートの坂本氏とはかなり古い付き合いの仲。ある日カスタムを依頼して、その作業をずっと見ていたら「作業に興味があるの? 何なら自分でやってみる?」と嬉しい言葉をかけられて快諾した。と言うのもKEMUさんは以前から「工賃は普通に払うから、できれば自分でやってみたいな〜」と思っていたからだ。


公認取得したJB64は完全合法のロック仕様だ




エクステリアの細部もドレスアップ&カスタマイズは抜かりなし。装着はもちろんのこと細かな部品の塗装も自分で行なっている。今流行りのアイテムを取り入れてドレスアップされたKEMUさんのJB64。愛車に『クロニー』と名付けて大切にしているのだ。




マイツールが充実 重整備だって挑戦する



男性でもなかなかやろうとしない重整備作業にもチャレンジするKEMUさん。フモンオートの坂本氏がチェックしてくれるとはいえ、とても大変な作業ばかりだ。しっかりと自前の工具も揃えて、大概なことにも対応できるのがスゴい。
もちろん安全のために坂本氏はKEMUさんが作業を終えたら必ず確認することを大前提としてDIYを許可したという。流石にワンオフ関連の作業は無理だが、不明点は坂本氏のアドバイスを受けながら組みつけるのだが、ほぼ全部を行った。まぁ、その話を聞いた時点でも失礼ながらに「いわゆるポン付けパーツくらいだろな〜」と高をくくっていた。しかし作業の内容を詳しく聞いてビックリ。サスペンション組みつけ、ビードロック組みつけ、ナビ装着、オーバーフェンダー組みつけ、フロントバンパー加工、グリル交換などをやり遂げたのだ。自分のクルマ作りを行う男性のDIYユーザーは数多く見てきたが、女性でここまでのクルマ作りを行うユーザーは初めてだ。
ちなみに一番新しい変更点は、KEMUさんこだわりのデザインでフモンオートにワンオフ製作&装着してもらったロックスライダー。さらにドレスアップ目的でDIY装着したbuffブランドの22フロントグリルとフロントドアにHNKギアのラギッドヒンジで、数日前に完成したという。
KEMUさんにカスタマイズする理由を聞いたら「キャンプの足としてジムニーを購入したんですが、ジムニー自体が好きになっちゃって、いじり始めたんです。で、今はオフロード走行にも興味が湧いて、ちょっとずつですが、クロカンもし始めているんです。目指すステージはロックですが、それにはまだまだジムニーをいじらなきゃですね」と答えが返ってきた。まぁありがちな話である。


絶品ピザはプロ級の腕前胃袋を掴まれちゃうぞ〜




絶品ピザの秘密は前日のうちに作り込んである生地にあるという。普通のフライパンで、あんなに超絶美味いピザが作れるとは誰も想像できないだろう。


ビーフシチューもあるよー

キャンプ好きなKEMUさんだが、3つ目の驚きは料理がプロ並みに上手であること。「ピザは食べた全員から絶賛されています」とKEMUさん。今回の取材時に作ってくれて食べたのだが、ガチで超絶品! 今まで食べたどこのピザよりも美味い。専用窯ではなくて普通のフライパンで焼いたのが、生地の歯ごたえ、風味、食感、どれも抜群なのだ。KEMUさんは「そんな特別なことはしてないですよ。ピザを焼く時は前日に生地を作って持ってくるようにしてるだけです」と笑う。さらに聞けばKEMUさんが作るアウトドア飯が美味すぎて、旦那さんは50㎏も増量。そのために最近は料理を自粛中とか。そんな話を聞きながらピザを食べていると、あっという間にビーフシチューとチキンの丸焼きを作り上げた。「これから仲間が来るので色々と作りました」と手際良く美味しい料理を次から次へ出すのだから旦那さんが50㎏も太ってしまうのも思い切り納得できる。そうこうしているうちに、続々と仲間が到着。一緒に美味しくて楽しい時間を過ごさせて頂きました。
オフロードランドMIO
ここがお気に入り!
KEMUさんお気に入りのキャンプサイト『オフロードランドMIO』で、いつもの仲間が集合。各自が自慢の料理を披露し合いながら楽しい時間が過ぎていく。
ジムニー愛は変態級です!

「どこでも走れるように〝なんちゃって〟ではなくて〝本物のパーツ〟をつけたい。オンリーワンのジムニーカスタムを目指して〝カスタムは出来ることは自分でやる〟をモットーに、クロニーを進化させてます。ジムニー愛は、変態級だと自覚しております(笑)」