遊べてナンボのクルマ作り
だから極端な先鋭化はバツ
平日でも多くのファンが集う斉藤オートサービス。歯に衣着せぬ斉藤代表の人柄もその大きな要因だが、ジムニーに関しては昔から貫き通しているポリシーがある。それは普段乗りを大切にすること。「どんな仕様でも街乗りは外せないから一方向に特化しちゃダメ。もともとジムニーは遊べるクルマだし。大切なのはトータルバランスです」と斉藤氏は語る。さらに「遊ぶだけならノーマルでも十分、その上を狙うにしても大半の人は9割方が普段乗りなんだから尖らせて乗りにくくしちゃ無意味」。2インチアップスプリング+ガス封入式ツインチューブショックアブソーバーのコンビによってしなやかな乗り味を実現している。
ここがポイント
一番のキモは斉藤代表が「おすすめ」と断言するガス封入式ツインチューブショックアブソーバー。衝撃吸収容量が大きく、小入力は素早く、大入力はしなやかに受け止めて不快感を伝えない。これにレートを吟味した2 インチアップコイルスプリングを組み合わせることでオン/オフロード問わず優れた追従性を発揮する。剛性の高いアームやラテラルロッドも要注目。
斉藤オートサービス・斉藤幸一さん
☎043-423-3693
http://www.4wd-factory.com
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「クルマはトータルバランスが大切。どこかに特化させると必ずデメリットが生じてしまい、普段使いにも支障をきたす。当社の足はバランスを重視して開発しております」