ORS TANIGUCHI オイルキャッチタンク(仮)

オイルキャッチタンク(仮)。適合車種:JB64、74。価格未定。

致命傷とまではいかないが、JB64、JB74ともにブローバイガスの多さが問題となっている。エアクリーナーが汚れたり、燃費や出力に対しての影響は決して小さくないので、オイルキャッチタンクは必需品なのだ。

今までにない場所に設置予定
なるほど! なかなか考えたねぇ

 様々なショップに取材に行くと現行ジムニーは、必ずと言っていいほど「R06Aはブローバイガス多いよね〜」とオイルキャッチタンクの必要性の話になる。実際に筆者のジムニーで検証すると、インタークーラー内部にブローバイガスで持ち込まれたオイルが溜まるほどオイルだらけになっていた。それが判明した後にインタークーラー内部と、パイピング内部を清掃したところ…。走り始めた直後にエンジンのトルクアップを体感できるほどの変化が感じ取れた。
 タニグチでもこの内容は把握しており、オイルキャッチタンクの重要性はわかっていたのだが、固定箇所にかなり悩んだとのこと。最もメジャーな場所は、助手席側のバルクヘッドに近い場所なのだが、ここに設置しようとすると、オープンタイプのエアクリーナーの設定をしているユーザーが装着できないケースが考えられる。さらに、この場所にブローバイガスの流れを持ち込むと、エンジンルーム内の温度上昇の一因となってしまう可能性も否定できない。設置場所に関しては、かなり頭を悩ませたという。そしていろいろ吟味した結果、B64の場合はインタークーラーの横にステーを介してタンクを固定することにした。ここであれば、風が抜けるルート上になり、高温化を避けられるし、溜まったオイルを抜く際の整備性もいい。またタンク本体にコックを装着しているので、下に受けを置きさえすれば、廃油の容量で回収できるからタンク本体の脱着は不必要。しかも外側に内部量を確認できるレベル配管がセットされているので、外からオイル量が確認可能とよいことずくめだ。
 今のところまだ最終試作段階だが、JB64用とJB74用をリリースする予定。楽しみに待ちたい機能アイテムだ。

インタークーラーのステーからブラケットを出し、固定支柱を設置。そこにタンクを固定する方式を採用している。
配管はシンプルにレイアウトされており、ヘッド上部からブローバイガスの配管を伸ばしている。
オイルがどのくらい溜まっているか、レベル配管が設置されているので、一目瞭然となっている。下にコックも見える。
コックを開くと下に伸びているホースから、溜まったオイルが排出される。レバー操作だけで廃棄が可能だ。
問い合わせ:オフロードサービスタニグチ
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