筆者のリベンジに巻き込まれた西川さんと捜査官
今までとは全く違う難易度に現場で顔面蒼白
一切の冗談抜きにリアルな冒険を体験したのだ
とにかく無事に帰れて良かったぁ〜!
この時はまだ細かいことを説明していない(^o^)
靴が超重要アイテムリュックに入れて出発!
ふたりを陥れる作戦 成功したようで不成功
SNSでご存じの方も多いだろうが、ここ最近、パックラフトが大人気。本誌ではこれまでに元気商会・縣さんに協力してもらって、様々なパックラフトを使用した遊びを紹介していが、筆者はひとつだけ心残りがあった。
いつも通りに、ぐっさんに次何する?と打ち合わせの時に、リベンジしない?と提案。「えっ?リベンジってなんですか?」前にパックラフトとシャワークライミングの複合をやろうとして、雨で水深が増してシャワークライミングを断念したことがあったよね。あそこにリベンジしに行かない? と提案したのだ。「あ〜、ありましたね。いいですよ。メンバーどうします?4WDプロジェクトの西川さんと、捜査官呼びましょうか。あの二人ならなんとかなるでしょ」 と語るぐっさんが悪い顔してる(実)。実は前回リタイヤした場所、パックラフトで川に降りる際にポーテージしないと無理な場所が1箇所、波の高さが高く、瞬間的に高低差2メートル弱になる場所が複数ある。初級的な川ではないのだ。「縣さんにも連絡とっておきますね。たぶん、僕ひとりではあそこで複数同時に沈されると対応できないので。では、今回はリベンジ企画ということで、パックラフトとシャワークライミングですね!」。ということで、今回の企画は決まった。何も知らないのは西川さんと捜査官のふたり。かなり楽しみになってきた。
川に流された時の対処法をレクチャー
今回の川の難易度は今までより高いので、事前に復習を兼ねてレスキューされる側のレクチャーをおさらい。ロープを投げてもらった際の持ち方、ディフェンシブスイムと、アグレッシブスイムをしっかりと復習する。激流の中では、下流を見ながらのディフェンシブスイムが必須のテクニックとなる。これが出来ないと、どんな怪我をするのかわからない。さらに難しいが常に冷静でいることの重要性が今回の川では最も重要となるのだ。
取材当日、ふたりには、パックラフトを背負って川を遡上するよ〜。頑張ってね!と声を掛けただけ。難易度に関しては何ひとつ言っていない(笑)。ぐっさんにも確認すると、筆者と説明は一緒。現場では縣さんが「1箇所だけ、侵入すると死んじゃうとこがあるので、ちゃんと前を進んでいる人を見て、丘に上がってポーテージしてね!」。それを聞いてふたりは、「えっ? ポーテージって何? 死んじゃう場所? えっ! えっ? 」。「那須さん、ぐっさん説明してないの?」。「あー、今回は冒険です。頑張ってくださいね!」。「えーーーーー!」とふたりの絶叫が響き渡る中で、パックラフト開始。
それでも西川さんと捜査官は予想外にパックラフトはスイスイで「楽しい」を連呼。シャワークライミングも、お互い助け合って難なくクリアした。筆者も前回のリベンジをどうにか果たすことができた。でも、やっぱりここはハードだわ…。でもまた来よ〜っと。
縣さんは、あっという間に進んでいく。それも、最も水流のキツイところをスイスイ。筆者もチャレンジしたのだが、一歩も歩けなかった。本物の冒険家は凄い!