
クオッカシリーズ第4弾となる新モデル。シリーズ初の4人乗車を実現。富士ひのきを使った自然な風合いの内装はそのままに、ジャパンディで採用した30mmファイバーマットを搭載し、寝心地にもこだわった2段ベッドで3人就寝が可能となっている。モデル車にはリチウムイオンバッテリーを採用。縦型12Vクーラーを初採用し、スリムな形状で取り付け範囲を拡大。2段ベッドは使わない時に収納でき、リアシートを倒せば174×106cmの広々フラット空間となる。
富士ひのきの温もりと3人就寝、4人乗車を実現した新コンセプトモデル
Point.1 クオッカシリーズ初の4人乗車、3人就寝を実現
Point.2 富士ひのきと30mmファイバーマットで快適な居住空間
Point.3 縦型12Vクーラー初採用で省スペース化を実現
開発秘話
小学校の同級生と始まった物語
私たちが目指したのは、地元の素材を活かしたキャンピングカーです。きっかけは、偶然再会した、工務店に務める小学校の同級生との出会いでした。彼が手掛けるヒノキを使った住宅建築から着想を得て、「ヒノキで車両を作りたい」というアイデアが生まれました。工務店の大工に相談したところ、わずか1週間で1号機のプロトタイプが完成。後発ビルダーとして他社との差別化を図るため、ユニークな素材(ヒノキ)と架装がしやすいダイハツのパネルバンを組み合わせました。
富士ヒノキへのこだわりと化学物質の排除
クオッカの最大の特徴は、内装にふんだんに使用している「富士ヒノキ」です。伐採から製材まで1週間かける「低温乾燥」により、木が本来持つ油分や香りを保ちながら、固く締まった高品質な木材となります。現在のところ、木材の反りや割れといったトラブルはありません。また、ゴム系の接着剤は一切使用せず、木工用ボンドのみを使用しています。合板も使わず、化学物質特有の匂いを極限まで抑えています。イベントでは「この車両は、匂いが気にならない」という、特に匂いに敏感なお客様からの声が頻繁に寄せられます。





譲れない設計思想と認可取得の困難
クオッカの設計には譲れない2つの核があります。1つ目は、パネルバンがベースであること。2つ目は、天然木材を必ず使用すること。
開発当初、車両改造の認可取得には数ヶ月を要しました。車両の骨格部分を傷つけずに補強する方法で改造を行いましたが、管轄の検査場だけでは判断できず、中部運輸局上層部との協議にまで発展。補強方法などを詳細に説明し、最終的な認可を得ました。
この経験から、販売する車両はすべて完成形で陸運局の正式な合格を得たものに限っています。
4人乗車と3人就寝を実現した「Like」
クオッカはベース車両が2人乗りという制約で「家族4人で出かけたい」という要望には応えられずにいました。そこでハイゼットカーゴ・アトレーをベースに4人乗車を実現したのが「Quokka Like」です。最大の特徴は、3人就寝が可能な2段ベッドです。ジャパンディで好評だった30mmのファイバーマットを搭載しています。マットはとても軽く、女性でも楽々持てて、寝心地も最高です。
また、縦型12Vクーラーを初採用し、室外機は車外床下に設置しました。現在の生産体制はスタッフ2名で、月に1~2台のペースで製作。1台1台丁寧に、お客様の笑顔のために車両づくりを続けています





Quokka Like(クオッカ ライク)
撮影車両:アトレーRS 3,096,000円(税込み)〜

乗車定員
4名

就寝定員
3名

ナンバー分類
4ナンバー
レイアウト

Data
| ベース車 | ダイハツ ハイゼットカーゴ /アトレー |
| 車両サイズ | 詳細は要問い合わせ |
| エンジン | ガソリン(ターボ設定あり) |
| ミッション | 5MT / CVT |
| 駆動方式 | 2WD / 4WD |
| ベッドサイズ | 下段ベッド:1740×1060㎜ 上段ベッド:1840×650㎜ |
装備












CAMPINGACAR GARDEN(三島ダイハツ)
☎055-943-5515
ホームページ:https://www.mishimadaihatsu.com/c-garden
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