キャンピングカーの装備選びは、快適空間の確保に向けた第一歩だ。しかし、「あれもこれも追加装備…」とすると、どんどん購入費用が高くなる。そこで、先輩キャンピングカーオーナーに忖度なしで「本当に必要な装備」を厳選してもらった。
「これがないとヤバい!」という必須装備から、「あると超便利!」なプラスワン装備まで、経験者ならではのリアルな意見を徹底公開する。独自調査として「選ばないとヤバい装備」、「電装系装備」、「プラスワン装備」、「快適走行のための必須パーツ」の4分野に分けて紹介する。この記事を読めば、あなたのキャンピングカーライフがより快適になることは間違いない。自分にぴったりの装備を見つけて、最高のキャンピングカーライフを満喫しよう。
独自調査「選ばないとヤバい装備」

「キャンピングカーに憧れるけど、高額だし、購入後の失敗が怖い……」
その不安、よく分かります! せっかく高い買い物をするなら、
本当に役立つ「これだけは選んでおいて間違いない!」
という装備を正しく選びたいのが、我々消費者の心理。
そこで、先輩キャンピングカーユーザーのリアルな声をもとに、
「選ばないとヤバい装備」から順に、導入して後悔しない必須アイテムを
ランキング形式で紹介していく。
無駄な出費をせずに、必要な装備を見つけていこう!

1st:エアコン
圧倒的な支持を集めたのはエアコンで、近年の猛暑対策に必須の装備だ。車内で快適に過ごすために欠かせない。特に、ペット連れのユーザーや小さな子どもがいる家庭では、必須装備にランクインした。
ALPSCOOL-R

ルーフ一体型で天井設置のクーラー。車内をすっきり使える。1600wの冷房能力で、鉛バッテリーでも操作可能。
■お問い合わせ:かーいんてりあ高橋
https://car-taka.com/
Dometic FreshJet7

空気力学に基づいた薄型で風の抵抗を減らし、燃料を節約する。静音パワーは、空気の流れの最適なバランスを提供する。
■お問い合わせ:DOMETIC
https://abeshokai.jp/dometic
ラ・クール

新コンプレッサーの採用で定格消費電力が初代モデルの540Wから330W(60Hz使用時)、50Hzで使用した場合はこれまでのほぼ半分にあたる280Wに大幅ダウン。冷房能力は2,210BTU(50Hz)/2,286BTU(60Hz)、定格消費電力は280W(50Hz)/330W(60Hz)、最大消費電力は750W。
■お問い合わせ:コイズミダイレクト
https://www.coizumi-d.jp/
Clecool Ⅲ

100V50Hz/60Hz冷房能力800W、定格消費電力350W。脱着式クーラーで、オリジナルの給換気システムで冷房能力アップ。
■お問い合わせ:株式会社ナヴィック
https://www.navic.cc/
ルーフマウントACシステム AC515 G2

最適なユニット重量、MCHXコンデンサー、コンパクトなモジュラー設計で、燃料消費量と排出量の削減にリンクした重量の最適化により、環境にも優しい。

■お問い合わせ:Eberspächer
https://www.eberspaecher-climate.com/jp/ja
ベバスト トラック用パーキングクーラー

エンジン停止状態で作動するベバストパーキングクーラーは、アイドリングによる冷房と比べて燃料経費を大幅に削減する。冷房能力は650W(通常)~950W(最大)、消費電力(電流)は180W(7.5A/h)(通常)~350W(14.5A/h)(最大)

■お問い合わせ:Webasto
https://www.webasto.com/ja-jp.html
CAM COOL

国産クーラー、室外機一体型のコンパクトなクーラー。低消費電力で軽量設計。DC24V、冷却能力は700W、定格消費電力は300Wである。※冷却能力700Wについて:冷却能力が大きいわけではなく、車両全体の空調ではなく部分的な空間空調に特化している。

■お問い合わせ:大和電業
http://www.daiwadengyo.co.jp/
CUBE AIR460 ブラック



話題の12Vエアコン新色ブラックを発売した。小型ながら1800Wの冷房能力を発揮し、夏場の車内を快適にする。商品データ:冷房能力は1800W、消費電力は780W。
■お問い合わせ:OneGlamDesign
https://oneglamdesign.jp/
USER’S VOICE
01:「最近の日本の夏は、本当に地獄。エアコンがないと寝られない」(40代男性)
02:「ペットのために、絶対必要。留守番中も安心」(40代女性)
03:「車中泊に限らず、最近の日本の暑さは命の危険を感じることも。エアコンなしは考えられない」(60代女性)
2nd:ベンチレーター
車内の空気をスムーズに循環させ、湿気や匂いを軽減してくれるベンチレーターは、快適な車内環境を維持するために欠かせないアイテムだ。 特に、調理時や就寝時など、換気が気になるシーンで活躍する。
ベンチレーター、マックスファン

ルーフ一体型で天井設置のクーラー。車内をすっきり使える。1600wの冷房能力で、鉛バッテリーでも操作可能。

■お問い合わせ:カーク産業
https://carac.co.jp/
USER’S VOICE
01:「ベンチレーターがないと、車内のニオイが大変なことになる」(50代男性)
02:「初夏、晩夏であれば、ベンチレーターを稼働して窓を開けておけば、風の流れができてエアコン要らず」(50代男性)
03:「車内の生活臭、ペット臭も気にならない」(40代女性)
3rd:冷蔵庫
車内冷蔵庫があれば、食材の心配をせずに、 思いっきりキャンピングカーの旅を満喫できる。ポータブルタイプやビルトインタイプなど、さまざまなサイズや種類がある。 自分のキャンピングカーや用途に合わせて、最適な一台を選ぼう。
Vitrifrigo 引き出し式冷蔵庫 20L/30L

DC12V/24V電源でしっかり冷やせる引き出し式コンプレッサー式冷蔵庫。庫内高さは350cc缶(H122mm)を余裕で収納できる155mmある。4つのレベルボタンがあり、冷凍モードやナイトモードを選べる。
■お問い合わせ:ニュージャパンヨット
https://www.njy.co.jp/
コンプレッサー式 ポータブル冷蔵庫

横型デザインでデッドスペースを活用し、走行中も安定。サイズは使用状況に応じて選べ、電源は車内外から供給可能。
■お問い合わせ:DOMETIC
https://abeshokai.jp/dometic
3way ポータブル冷蔵庫

カセットガスを使用できるモデルで、AC100V、DC12V、カセットガスの3つの電源に対応し、どこでも使える。
注意:カセットガス使用時は火気厳禁で、取り扱いには注意し、定期的に換気が必要。
■お問い合わせ:DOMETIC
https://abeshokai.jp/dometic
セットフォード コンプレッサー式冷凍冷蔵庫

TRC40(521×387×506mm、冷蔵41.8L/冷凍6.2L)は、静かな密閉型コンプレッサーを採用したコンパクトな1ドア冷蔵庫で、大容量でフリーザー機能もあり家族使用にも適している。高効率コンプレッサーで消費電力を抑え、静かな運転音で快適な空間を保持。車載用設計で耐久性にすぐれ、振動や衝撃にも強い。
■お問い合わせ:カーク産業
https://carac.co.jp/
エンゲルポータブル冷蔵庫

TRC40(521×387×506mm、冷蔵41.8L/冷凍6.2L)は、静かな密閉型コンプレッサーを採用したコンパクトな1ドア冷蔵庫で、大容量でフリーザー機能もあり家族使用にも適している。高効率コンプレッサーで消費電力を抑え、静かな運転音で快適な空間を保持。車載用設計で耐久性にすぐれ、振動や衝撃にも強い。

■お問い合わせ:澤藤電気
https://www.sawafuji.co.jp/
USER’S VOICE
01:「冷蔵庫があると、旅先での食事やお土産の幅が広がる」(30代女性)
02:「食材や飲み物を冷やしておけるため、長期の旅行に便利です。車中泊で、冷えたビールが飲みたい!という人も多いのでは?」(30代男性)
4th:トイレ
場所を選ばずにトイレに行ける安心感は想像以上。特に夜間や悪天候時には、ポータブルトイレが本当に助かる。コンパクトで持ち運びや設置が簡単で、汚物処理も手軽におこなえるため、衛生面も安心。
clesana

フィルムライナー(密閉式パック)はカートリッジにセットし、使用長さを調節可能で最大50回まで使用できる。使用済みパックはトレイに8個まで保管し、家庭ごみとして簡単に処分可能。水や化学薬品を一切使用せず、無臭で衛生的な未来型ウォーターレストイレは災害対策にも活躍する。この高品質なトイレの最大の特徴は、一般的なポータブルトイレ用のフィルムパックに比べて、医療基準のフィルムライナーと世界特許取得済の3層式特殊加工により、ニオイ漏れが900倍も少ないことだ。

■お問い合わせ:クレサナ日本総代理店
https://clesana-japan.jp/
ポイレット

ポータブルトイレ専用の使い捨て紙パック。水を使わずトイレができ、後処理も簡単。可燃ごみとして処分できる。
■お問い合わせ:ハレルヤワークス
https://www.poilet.jp/
サニタクリーン camper toilet

植物由来バイオマスプラを使用。優れた抗菌・消臭機能・吸収力があり、1袋で大人2~3回分使用できる。可燃ごみとして処理できる。
■お問い合わせ:総合サービス
https://sservice.co.jp/
ラップポン

排泄物を個別にラップして密封するポータブルトイレは水不要で、災害時や介護、アウトドアに適している。据え置き型、ポータブル型など、さまざまなモデルがある。

■お問い合わせ:日本セイフティー ラップポン事業部
https://wrappon.com/
マリン用水洗式電動携帯トイレ

水を使って洗い流す携帯型トイレは衛生的で、臭い拡散も抑えられる。介護現場、キャンプ、車中泊、災害時に適している。
■お問い合わせ:THETFORD
https://abeshokai.jp/dometic
簡易折り畳みトイレ

携帯性に優れ、さまざまな場所で手軽に使える便利なトイレ。折りたたむとコンパクトで、持ち運びや保管が便利であり、軽量なため持ち運びの負担も少ない。簡単に組み立てて設置可能。
■お問い合わせ:キャンピングカーパーツセンター
https://www.campingcar-partscenter.jp/
USER’S VOICE
01:「トイレがあるから、子供連れでも安心して出かけられる」(40代女性)
02:「トイレがあるから、お酒も我慢せず楽しめる♪」(60代男性)
5th:FFヒーター
冬の寒さ対策に欠かせない暖房器具。エンジンをかけずに車内を暖めることができ、静かで快適な空間を提供する。標高の高い場所や寒冷地への旅行に必須と言っても過言ではない。
Airtronic Air Heater

燃料タンクから専用の燃料ラインを引き、燃焼用空気と混合し燃焼。排気ガスはマフラーを介して車外へ排出される。熱交換器で暖められた温風だけが車内へ送り込まれるため、室内の空気は常にクリーン。
■お問い合わせ:Eberspächer
https://www.eberspaecher-climate.com/jp/ja
E-AIRTRONIC 110V/230V

電気式エアヒーターは電気自動車やハイブリッド車、従来のエンジン車、キャンピングカー、トレーラーなど、多種多様な車両に搭載可能。車載バッテリーやAC電源から電力供給を受けるため、排気ガスがなく環境負荷を低減し、燃料系統のメンテナンスも不要。
■お問い合わせ:Eberspächer
https://www.eberspaecher-climate.com/jp/ja
エアヒーターAT Evo40 12V

FFヒーターは、エンジンを使わずに車中泊車やキャンピングカーを暖める装置。クルマの燃料とバッテリーで動き、燃焼させた熱を車内に送る。燃焼用の空気は外から取り、排気も外に出すため、車内が汚れない。
■お問い合わせ:Webasto
https://www.webasto.com/ja-jp.html
USER’S VOICE
01:「冬の車中泊は、よもやFFヒーターなしは考えられない」(50代男性)
02:「エンジンを切って暖房できるのが便利。道の駅泊でも安心」(40代女性)
03:「秋から春にかけてはもちろん、場所によっては初夏晩夏にも大活躍」(40代男性)

キャンプカーマガジン Vol.109
2025年3月14日発売号
価格:1,320円
・ジャパンキャンピングカーショー2025
今年注目の新型車を一気紹介!
・気になる最新情報をお届け 独自調査!!
先輩ユーザーが苦言する
「コレがないと…!」な装備紹介 選ばないとヤバい装備
・編集部オススメ 快適走行のための必須パーツ 夫婦で、家族で、愛犬と。
自由を謳歌する30の物語
など役立つ企画満載!