購入前に「キャンピングカー乗りのみんなはどうしているの?」という疑問を解決しておきましょう!
今回は日本RV協会より発行されている「キャンピングカー白書」をもとにご紹介します!
キャンピングカー購入前に気になる疑問を解決しよう
オーナーの特徴
「キャンピングカーに乗る人は、どうせお金持ちでしょ?」、「平社員の自分にはとても買えない」なんて思っていませんか?そう。お隣さんの収入事情は、一番気になる部分ですよね。しかし、キャンピングカーユーザーさんは普通の一般家庭のかたが多いです。そんな気になるお金の部分を赤裸々に覗き見していきましょう。また購入後の駐車場事情、駐車場に合わせた車両選びなども紹介します。
キャンピングカーの展示会に足を運ぶと、50台から150台ほどの車両が展示されていることが多いです。
これだけ多いキャンピングカー。どんな車両を選んだらいいか、迷いますよね。
そこで、すでにキャンピングカーを購入されて楽しまれているユーザーの特徴が、こちら。
情報源
お店で実車確認 59.8%
イベントで実車確認 51.5%
ホームページ、SNS 48.7%
雑誌 28.9%
カタログ 25.5%
知人の意見や勧め 5.5%
その他 5.0%
インターネットやSNSの情報が溢れるなか、意外にも(?)みなさんきちんと実車の確認を重視している傾向が多い。実車確認で重視する点はサイズ感、そして走行性を確認してから購入を検討するユーザーも多い。装備のオプションもこのタイミングで検討する。
購入のきっかけ
旅行 87%
キャンプ 46.6%
ペット 40.5%
趣味 39%
防災・災害対策 26.7%
ビジネス 2.5%
その他 5.3%
キャンピングカーユーザーの実に半数がペットと一緒の旅を楽しむ。なかでもペットと泊まれる宿の予約難から、愛車内で家族水入らずの時間を手放しに満喫できる車での旅がキッカケになるユーザーが相当数いる。災害大国日本の「いざ」を想定するユーザーも多い。
購入価格
200~300万円以下 15.1%
400~500万円以下 24.1%
600~700万円以下 21.6%
800~900万円以下 19.1%
1000万円以上 18.1%
100万円以下 2.0%
コロナ禍の影響によるベース車・パーツ不足・材料費高騰の影響で、全体的に値上がりの傾向にある。そんななか、最長240回払いのローンを活用して高価格帯の車両を購入する傾向も。妥協せず、一生に一度の出会いを信じて車両選びをするユーザーも多い。
お支払い事情
現金払い 65%
ローン払い 35%
ベース車の値上げに伴い、全体的に高額化しています。「JRVA特別オートローン」という長期ローンを活用するユーザーも。先輩ユーザーは「体が動く若いうちから楽しんだほうがいい」と話します。
気になる世帯収入
400万円未満 20.5%
400~500万円台 14.2%
600~700万円台 16.9%
800~900万円台 18.1%
1000万円台 25.1%
2000万円台 5.2%
「キャンピングカーは金持ちの道楽説」は、実は間違っているようだ。一般的な会社員や若い内から「人生を豊かにするアイテムのひとつ」として購入するユーザーも。もしくは、定年を待たずに頑張って早めに購入して、プライベートを満喫するユーザーが多い。
保管場所
自宅 76.1%
賃貸駐車場 20.3%
モータープール 1%
その他 2.7%
駐車場サイズを考慮して車両を決めるユーザーがほとんどです。賃貸駐車場は大家さんによっては、枠内に駐車できても「見た目が大きい」という理由で2台分の駐車料金を求められることも。
車両の決め手
ベース車の気になる論争に挙がる「2駆VS4駆、ディーゼルVSガソリン」、そして同じくらい談議される「トイレの有無」をはじめとする装備のことなど、気になるみんなの理想と実情をご紹介します。
なかには、理想との乖離も見られ、購入に至るまでのリアルな様子を垣間見られます。ぜひ、ご自分の旅のスタイルに照らし合わせてみてください。装備ひとつとっても、現在との価値観が変わるかもしれません。
ディーゼルvsガソリン
ガソリン 66.6%
ディーゼル 33.9%
ハイブリッド 0.1%
販売割合
ガソリン 13.9%
ディーゼル 43.3%
ハイブリッド 35.5%
電気 7.2%
荷物積載量が多く、車両重量が重くなりがち。だからパワーのあるディーゼルエンジンが理想。でも実際に販売されている車両の約7割がガソリン車!約ー5℃から凍結するディーゼルは雪国には不向きなど、理想と実際の選択に差異があるんだね。
2WD?4WD?論争
2WD 24.4%
4WD 75.6%
キャンピングカーは装備や架装が手厚く、車両重量が重くなりがち。また、エンジンをかけずに使用できる暖房設備などキャンピングカー特有の装備もあるため降雪時期のレジャーにも活躍する。ゆえに道路状況に左右されないパワーをベース車両に求めていることが分かる。
トイレの有無と種類
あり 46.4%
なし 53.6%
ポータブル 30.3%
カセット 46.7%
固定 11.4%
ラップポン 10.4%
その他 1.3%
キャンピングカーの約1/2台にトイレが設置されていることが分かるね。防災の観点から、後載せできるポータブルトイレを装備するユーザーも増えているよ。高級トイレ「ラップポン」も大人気!
人気の装備
エアコン 17.9%
FFヒーター 17.3%
サブバッテリー 12.6%
冷蔵庫 10.0%
ソーラーパネル 7.0%
インバーター 4.7%
TV 3.7%
レンジ 3.3%
トイレ 2.0%
求める装備も現代ならでは。近年の暑さ対策に、エアコンを標準装備する車両もあります。エアコンは本格的な家庭用タイプからポータブルタイプまで選択肢が広く、電気装備の充実さも重視傾向に。
車両サイズ&快適性
居住空間、断熱など 38.3%
車体サイズ 36.4%
走行性(燃費含む) 7.5%
デザイン(外観、ブランド) 10.3%
安全性 3.7%
その他 3.7%
車体サイズによって確保できる車内空間は必然と異なり、あわせて駐車場の確保という別の課題にも直面する。そのため、実際の車体サイズと車内空間のバランスが重視される。同じサイズのベース車でもレイアウトによって体感する空間が異なることにも注目したい。
遊びの決め手
せっかくキャンピングカーを購入しても、本当に活用するか不安に感じているユーザーも多いです。
そこで、みんなはどの程度キャンピングカーで遊びに出かけているのか、何泊の旅が多いかなどを覗き見してみましょう。1回あたりの旅の予算や、キャンピングカー購入後の生活の変化もご紹介します。
特に気になるのは、クルマを使った旅をする前と後の悩みの改善です。事前に予約が必要な宿、そしてペットホテルの予約は、不定休なお仕事をしている人はなかなか手が出せない旅行プラン。その点、動くプライベート空間であるクルマ旅は、交通公共機関の出発時間にとらわれることもなく、宿のチェックイン時間を気にする必要もありません。やんちゃな年頃のお子さんやペットと一緒の旅は、クルマでの旅が相性抜群なのです。
クルマで寝泊まりしながら旅することで、実際に旅先の選択肢が増えたユーザーが多いことがアンケートからも分かっています。悩みがある人には、背中を押してくれる決め手になることでしょう。
続きは雑誌でご確認ください。
https://www.fujisan.co.jp/product/1281703604/