ドロドロの中でのモトクロス体験
ぐっさんが遂に「ギブアップ…」
今回の講師は現役のトップライダーという超豪華陣
ぐっさんは最初こそ思いの外上手く走れいたが
レースマシンに乗り換えたら、さすがにギブアップ…
足掛け3年、遂に念願が叶ってめっちゃ気分がいい
先生たちの華麗なる走行テクニック!!
ようやく聞けた!ぐっさんのギブアップ!
当コーナーは様々なスポーツを体験するのだが、企画するときはいつも「どうにかしてぐっさんにギブ!って言わせたいなぁ」と考えている。しかし、残念ながら一度も叶っていない…。
今回のネタを考えていたら大阪オートメッセでダイス鈴木氏に「モトクロスの将来有望な若手を誌面掲載出来ないかなぁ」と相談されて〝コレだ!〟と閃いた。 早速ぐっさんに今回モトクロスやりましょ!先生も準備しましたよ!と連絡。「モトクロスってもしかして那須さんが先生?(実は筆者は元ライセンス持ち)」。いやいや、ちゃんと現役の超有望選手ですよ。ぐっさんバイク乗れるよね?「モンキーは持ってて乗りますよ」なら大丈夫だね。ということでモトクロスに決定。
場所は『ライダーパーク生駒』だが前日の雨でコースはぐちゃぐちゃ。なんか全てが俺の味方をしてくれてるみたい(笑)。ぐっさんがオフロードの基本を先生に教わって走行体験するのだが、そうそう上手くいくものではない。でも大誤算。講師の3人は中学生なのだが、中部、近畿エリアの選手権優勝経験者で、将来国際A級確定と呼ばれている超有望株なのだ。彼らの優秀過ぎる教えとぐっさんの才能によりすんなりと本コースを周回し始めたのだ。悔しい、無性に悔しい…。そこで、マシン変更を提案。YZ85というクラッチ付きの純レーシングマシンに乗り換えてコースイン。路面はドロドロで、かなりスリッピーだ。坂道でエンストすると再発進は非常に厳しい。それどころか真っ直ぐ走らせるのさえ困難なである。すると遂にぐっさんえの口から「ギブ!もうヘロヘロです!」が聞けたのだ。あー、めっちゃスッキリ!
丁寧に教えますよ。任せてください
今回は休みだったのにも関わらず特別に開けていただいたライダーパーク生駒。バイク、ウェア、ブーツ、ヘルメット、グローブ、各種ガード類などがレンタル可能。体ひとつでモトクロス体験できるハードルの低くさが大きな魅力だ。施設内や更衣室などは整っており、完全初心者でも安全に楽しむことができる。
住所:大阪府大東市龍間1999
TEL:072-869-0353
https://riderpark.jimdofree.com
定休日:月曜日
トレーラーの保管場所がない…それを解決するアイテムを紹介
モトクロスを楽しむとなると、どうしてもバイクの運搬が問題となる。さらにジムニーだと選択肢はトレーラーだけとなってしまう…。しかし筆者は素晴らしいアイテムを見つけた。フロントを固定してリアを自走させるアイテムだ。これなら保管時に場所をとらずに済む。
モトクロスに乗るための準備
安全確保のため、かなりの重装備となる
モトクロスを行うためには、必要な装備がある。ヘルメットはもちろん、ゴーグル、ブーツ、グローブ、プロテクター類だ。揃えるとかなりの金額になるのだが、ライダーパーク生駒バイクを含めて全てレンタルが可能。しかも走行前にはサーキットでのルールなどをレクチャーしてくれるのだ。
基本知識は座学でレクチャー
何事も基本なしでは上手くいかない
コースイン、コースアウト、フラッグ、エマージェンシー時の対応、ショートカットコース、レベル別のセクションなど、初めての場合は座学で親切丁寧に説明してくれる。
モトクロスの基本姿勢をレクチャー
基本であって奥義でもあるのが姿勢だ
まずは基本姿勢を教わる。アクセルオン時、ブレーキング時にもこの姿勢を力まずにキープするのがとても大事なのだ。下半身はしっかりホールド、上半身はリラックスするのがコツ。左の写真は実際にその姿勢でぐっさんが教えてもらっている様子。
練習 ❶ 八の字走行
目線が大事
行きたい方向をしっかりと見る
パイロンを二つ置いて、コーナリング、加速、減速を組み合わせて走る。基本姿勢を意識しつつ、ここで最も大切なのは目線とホールド。行きたい方向に目線を向けつつ、バイクを倒すためにはきちんとホールドしないといけない。
練習 ❷ ジャンプに挑戦
飛ばなくても良い
体が遅れないのが大事
バイクの上でリアサスペンションにきちんと体重をかけ、リアサスペンションを縮めている感触をつかみ、体が遅れないようにするのが大事。ハンドルにしがみつくのはNGだ。
実践 ❶ 基本をマスターしたところで本コースを実走行
開始10分で本コースにコースイン
ぐっさんの飲み込みの早さを見て、先生とギャラリーが「もうコース出れるわ!」と判断。レクチャーを初めてものの10分でコースインすることに。最初の一周こそ先生が先導しながらラインを指示していたのだが、2周目からは各々が楽しみながらの走行を開始。さすがのぐっさんもなかなかスタンディングポジションが取れない。しかし、あっという間に慣れてきてスタンディングでも走れるようにると、またもギャラリーから、「もうレーサーに乗れるんじゃない? バイクがあるからこっちに乗せようよ!」という展開になった、ひとしきり走ったところで、休憩を兼ねてピットイン。ぐっさんの対応能力の高さは本当に恐るべしレベルだ!
実践 ❷ レース用の本格ハイパワーマシンにチャレンジ
速いバイクは乗り方がある。それ以外はコントロール不能
休憩後にレーサー用モデルのスペックを説明。最初に乗っていたバイクの馬力に対しパワーは約4倍もあるのだが、適正ギヤで走らないとすぐにエンストする。そして基本姿勢をきちんとキープしないと、ホイールスピンしてリアタイヤがすぐに滑ってしまう。それらをレクチャーしてからコースイン。適正なギヤで走ろうとするとアクセルが過敏に反応し、高めのギヤで走るとエンストする。レース用バイクなのでセルなんかついてないから坂道での再始動はとてもキツイ。走らせるとじゃじゃ馬でコケると再始動が大変。押すのは重いし地獄だ…。
「乗れてる時は楽しかったんだけど、レース用のバイクは難しい。パワーがあるのに、高めのギヤにするとエンストするし、押すのキツイし、再始動は地獄。本気で疲れた…。初めてのギブアップです」