ジムニーでアウトドアスポーツ!! 第33回 ボルダリング編

今回は、室内ボルダリング。ぐっさんの落ちる姿が、、、、、、(笑)!

本来、外岩をやる前に、室内ボルダリングでしっかりと基本をマスターするべきとの話。
んっ? なんだか、壮大な過去話でハメられてたのが発覚したような。
という事で、ボルダリングスペースフレンドで、今回はボルダリングだ。

響さんお久しぶり!カッコいいところみせてね

基本は室内から 今回は、基本のレクチャー

 実は、毎年この時期のアウトドア企画は、ネタに困る。どうしよう、どうしようと、ぐっさんと話をしていると、「そういえば、那須さんボルダリングプライベートで始めたんでしたっけ?」道具は買ってあるから時々行ってはいるけど、ここ一年は忙しくて全く行ってないかなぁ。「なら、ボルダリングやりません?前に外岩は取材で行きましたけど、本来は、室内ジムで練習をしてから外に行くのが本来なんです。」だよね〜。いきなり未経験なのに、外岩に連れて行かれてテンパった覚えあるもん。「では、僕が昔店長をしていた岐阜のジムに行きましょう。何度か一緒した響さんも居ますよ。」了解です。今たまに行ってるボルダリングジムでも全く教えてもらわずに、なんとなく登っているだけだから、ちゃんと教えてね。「了解しました。」というやりとりをして、岐阜のボルダリングジム「ボルダリングスペースフレンド」に来ました。

 今、ここを運営しているのは梶田さん。35歳で、ボルダリングに出会い、どっぷりとハマり、様々な競技会での実績を持っている人なのだが、みんなで一緒に楽しめるボルダリングに魅了され、このボルダリングスペースフレンドを立ち上げたのだ。同席してくれた響さんは、今、ひびきヨガ&アウトドアという会社を立ち上げ、ガイド業とヨガ講師を行っている。

 早速、きちんとボルダリングの説明をしてもらう。壁についているホールドと呼ばれる物について聞くと、種類は何万種類もあるとの事。それらを梶田さんの経験で、壁に配置。級の設定を行っている。よくよく聞くと、ボルダリングに公的な検定試験はなく、何級というのはそのジムでの話。同じジムでも難易度に違いがあるのだそうだ。そこで、ぐっさんと響さんに、自己申告で級を聞いてそこにチャレンジしてもらった。どちらも3級は厳しいとの返答。あら、謙虚。4級はスイスイ上る。3級にもチャレンジしてもらうのだが、いきなり難易度が跳ね上がる。二人とも落ちる落ちる。なんだろう、めっちゃ気持ちいい。梶田さんが上がる、1級を見て、二人に視線を送ると首を全開に振る。「無理!無理!無理!」なんだか、めっちゃ気分がいいぞ!

ボルダリングに必要な道具

ボルダリングを行うにあたり、必要なアイテムがこれ。服装は、ストレッチ素材の動きやすい服であれば大丈夫。
足のサイズに対してかなり小さいシューズを履く。この足で、このシューズが適正となるのだ。慣れるまではちょっと痛い。
チョークバック。手の湿気を取り、ホールドが滑らないようにするために必須なアイテム。
シューズの裏とつま先は、かなりグリップする素材が貼られている。この素材のおかげで、5ミリの段差でも体重が掛けられるのだ。
ボルダリング スペースフレンド

住所:岐阜県岐阜市日野南9-3-2

TEL:058-240-2575

https://www.climbing-net.com

梶田さんが運営するボルダリングスペースフレンド。達成感と、仲間と喜びを分かち合う空間だ。

レベルに合わせてコースが選べる!!

壁に配置されているホールドに、色付きのテープが貼ってあり、その色通りに進む事で、グレードと言われる各級の設定で、難易度が異なる。ゴールには両手で掴まなければならない。
ホールドと呼ばれる、手に持ったり足をかけるパーツを聞くと、何万種類とあるとの事。これの配置で難易度の設定を行う。中には、面白い形状のものもあるが、難易度的には可愛くない。

【基本】手と足の使い方を解説

あくまでここに出した手法は基本の一部なのだ。

今回、基本という事で、手と足の使い方の基本を事細かく教えてもらった。漠然とホールドを持つ、足で踏むという感覚ではなくて、引っ掛ける、という表現の方が正しいと思う。手の場合、出っ張りが浅く、角度が悪いと持つなんて不可能。爪なんて掛けたら大事だ。人差し指の第一関節を親指で抑えて、曲がらないようにして引っ掛けるといったことを行い、体重をかけても外れないようにする。ガッチリと持てるのは、5級まで。そこから先は、持てるホールドはまず無い。足の使い方もつま先と踵を縦に使う。横向きにふむと、体勢が変えれないのでダメ。常に、点を踏むイメージで支えるのだ。うーん、言うのは簡単なんだけどなぁ〜。

ガバ
文字通り、ガバッと掴める事からついたネーミング。最初の級設定では、比較的多く出てくるホールドだ。
オープン
ガバと違い、握り込むことができず、指で支える感じになる事から、オープンと呼ばれる。
【カチ】
人差し指の第一関節を親指で抑え、引っ掛ける要領でホールドを持つ。
【ストリーバー】
優しく両手で抱き抱えるように持つ。一見ガッチリに見えるが、かなり指先に集中力が必要だ。
【ピンチ】
横向きにホールドを掴む。この持ち方に体重がかけられるのが謎でしょうがない持ち方。重力に逆らっている。
【ポケット】
文字通り、穴に指を差し込んでそれを手がかりにしてホールドを掴む。指だけで体重を支えるのだ。
【カンテ】
ホールドがない場所や、凹凸のない角に手をかけて、引く力で支える方法。反対側に力をかけてバランスで保持する。
【トゥ】
足での最も基本的な掛け方。横にかけると体勢が変えられない。つま先が基本となるのだ。
【ヒールフック】
体を引き寄せたりする場合に用いる足技。このために、シューズのソールは踵まで回り込んでいる。
【トゥフック】
オーバーハングがキツイ時などに、踏むより引く方が安定する場面で使用。かなり上級者用の手法と言える。

身体の使い方 これが基本なのだ

 基本的なホールドの踏み方を覚えたら、次に体の使い方だ。1、2、3で紹介しているのは、フラッキングと呼ばれる動き方で、体を振って、遠くにある目的のホールドを掴む方法。常に対角線的な手と足の関係を保持しながら、ホールドを狙っていく。体力を使わないのと、脚力を有効に使う事で、腕を温存できる。さらに、その方がより遠くに手が伸びるのだ。まさに、基本中の基本と言える。

1
2
3
【技1】技の名称は、キョン。体を捻って、片足に体重の多くをのせ、伸びあがることで、次のホールドに対してのアプローチをする。
【技2】途方に暮れている図ではなくて、オブザベと言うこれからいくルートを、実際にどうやって進むのか決めている重要な下見だ。

初中級向けの4級に挑戦!!

スイスイ上る4級セクション!

スタートホールドに手をかけ、いく方向を見定めて、ぐいぐい進んでいく。
常に、足に体重をかけ、より遠いホールド目指していく。
覚悟の悪いホールドでも、足にしっかりと体重がかかればなんとかなる。
ゴール地点を両手で掴み、ゴール。4級はぐっさん的には余裕らしい。

難易度の高い2級に挑戦!!

オーバーハングもきつく、ホールドの形状も難易度高め。ちょっと進むともうヤバい。
クッションがあるので落ちて身大丈夫なのだが、響さんの負けん気炸裂。でも厳しいらしい。
本誌ライター・那須氏が挑戦!!

すくすく育った0.1トン

地元のボルダリングジムに何度か通っていたのだが、ここ一年は全く行けてない。すくすくと育った0.1トンは、握力80キロをもってしても支えられない。うーん、時間を見つけて道具は買ってあるんだからまた、ボルダリングジムに通わなきゃ。8級が登れませんでした。情けない!!

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