「防災なんてありきたりだ」、「どこでもやっている情報じゃないか」と思う読者もいるかもしれない。
そこで今回は、ありきたりにならないよう、実際にキャンピングカーライフを楽しみながら、愛車を避難場所として準備しているユーザーにインタビューした。
特に、東日本大震災での避難経験者や医療従事者、そして防災士ユーザーの視点からの備えは必見である。
地震や自然災害によって避難を余儀なくされるなかで、キャンピングカーの災害時の有用性について、とことん語ってもらった。
01. シンガーソングライター&防災士 あつ(Champ)

「シンガーソングライターあつ」は、13年前から車中泊をしながら各地で歌を披露している。主に中古車を使用し、軽バン、ミニバン、バンコン3台を経て、現在はキャブコン(グローバル製チャンプ)で日本各地を駆け回っている。また、キャンプや日常で使用するエブリイを車中泊仕様にDIYする計画も進行中である。
さらに、防災士資格を取得するほど防災意識が高く、災害時にも役立つキャンピングカーの活用法に関心を持っている。
YouTubeチャンネル「シンガーソングライターあつ」では、キャンプやキャンピングカーのDIY動画を配信しており、ライブや県外遠征時にはキャンピングカーを移動手段やスタジオとして活用している。イベントでは控室としても使用するなど、幅広くキャンピングカーを活用している。
シンガーソングライターあつさん
愛車:グローバル/チャンプ、SUZUK/エブリイワゴン(DA64W)
キャンピングカー歴:9年
購入理由:仕事
職業:シンガー、防災士




シンガーソングライター&防災士さんプレゼンツ
おすすめの防災アイテム
ラップ式自動トイレ:片付けが簡単で衛生的。使用頻度が少ない場合でも携帯用トイレの備えが安心。
家族の写真:事前に撮影しておくと、被災時で人探しをする際に情報が伝わりやすい。
車内に備えているグッズで、特に役に立つ物は?
ファイヤーショーカスティック(消火シート)。消火器よりも使用期限が長く、軽量で扱いやすく、小型で収納もしやすいのが特徴。噴射時間が長く、有害な残留物が残らないため、キャンピングカーと相性がよい。
愛車を防災目的で活用するためのアドバイス
災害時に「普段の生活を維持しながら安全な場所へ移動できる」という点で、キャンピングカーは最強です。ペットと一緒の避難生活でも安心です。
日頃から燃料を満タンにしておくことも重要です。燃料不足では、いざというときにキャンピングカーの力を十分に発揮できません。同様に、ポータブルバッテリーも常に満充電にしておく習慣をつけておきましょう。

防災情報の入手方法
テレビやラジオ、専門雑誌のほか、YouTubeなどのSNS
おすすめのアプリやサイト

(日本全国のハザードマップや 避難場所を確認できる)

(パケット通信のメールや 災害用伝言板)





「不便を楽しむ」から「防災知識の獲得へ」
車内避難生活の際の、一番の心配ごと
災害発生時には、道路状況が悪化すると想定しています。私のキャンピングカーは2WDで悪路に弱いため、4WDの軽バンを購入し、「有事にはキャンピングカーで生活し、移動はエブリイでおこなう」という使い分けを考えました。
防災士を取得した理由
5年前にキャンプを始めたことで、“不便さ”の魅力に気づきました。「このスキルは、災害時に役立つのでは?」と感じたことから、防災への関心が高まりました。しかし、防災の知識が不足していると感じたため、防災士の資格を取得することにしました。
防災について、大切なこと、準備したほうがいい物を教えてください
防災士講習で学んだ“もっとも重要なこと”は、自分の命を守る「自助」のための準備です。事前の備蓄や家族との話し合いをおこなうことが必要です。また、保存食は事前に試食しておくことが大切で、口に合わないものを備蓄しても意味がありません。今後は、YouTubeチャンネルで防災に関する情報も発信する予定ですので、ぜひ参考にしてください。
防災訓練の重要性
実際の災害時を想定して、自主訓練として家の駐車場で車中泊をおこなうことで、必要な物が見えてきます。最近、気象庁から南海トラフの臨時情報「巨大地震注意」が発表されたため、車中泊に慣れていない両親にも、車中泊体験をしてもらう予定です。
今後、防災士資格を活かしてシンガーとして、またキャンピングカーオーナーとして、やりたいことはありますか?
現在、防災イベントへの出演が決まっており、キャンピングカーや防災に関する活動を強化しています。ファンクラブ内では「野外活動部」を立ち上げ、今後は誰でも参加できる車中泊イベントやキャンプ大会を企画し、防災知識も楽しく伝えていく予定です。
また、ある出会いをきっかけに「高齢者とキャンピングカーの相性」にも注目しており、その可能性についてYouTubeで発信していく予定です。ぜひご覧ください。
日頃から、車内に長期保存食材や日用品を常備しているユーザーは多いと思います。缶詰、カップラーメン、調理器具、カトラリー、そしてタオルやティッシュなどの日用品も載せっぱなしにしていることが多いですよね。これらの“日常的な備え”が、災害時にそのまま活かせます。ソーラーパネルやサブバッテリーがあれば、電力の確保も可能です。トイレやシャワーが完備されている車両もあり、マルチルームがあることで車内に目隠しとなる空間を確保できます。トイレについては、備え付けの本格的なものがなくても、バケツなどを使って即席トイレを作ることで対応可能です。個室であることが重要であり、たとえ家族であっても同じ室内でトイレを使うことは難しいものです。マルチルームが防水パン仕様であれば、水浴びも可能で、災害時に体を洗えるのは本当に助かります。
02. 歯科衛生士 ペレママ(CREA HYPER EVOLUTION NEO)


ペレママさん
愛車:ナッツRV/クレア ハイパーエボリューションネオ
キャンピングカー歴:2年
購入理由:レジャー、避難拠点
職業:歯科衛生士
歯科衛生士さんプレゼンツ 備えておきたい衛生用品とその必要性
災害対策アイテム
水、非常食、ラップポントイレ、ポータブル電源、メガネ、コンタクト、衛生用品、ペット用シート、衣類
特に役立つと思うアイテム
ポータブル電源、ラップポントイレ、太陽光発電
歯科衛生士さん目線で、防災に欠かせないアイテム
水で薄めずに利用できる洗口液、使い慣れた歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロス、口内炎の塗り薬
欠かせない理由
基礎疾患がある人、義歯を使用している人、お子さんの年齢によって必要な物は異なる。特に、水で薄めずに使える洗口液は、歯磨き後のうがい薬としても役立つ。また、歯科用品メーカーが発行する防災のしおりを参考に、かかりつけの歯科医で「自分のお口の状態に必要な物」を事前に確認しておくことが重要である。
欠かせない理由
基礎疾患がある人、義歯を使用している人、お子さんの年齢によって必要な物は異なる。特に、水で薄めずに使える洗口液は、歯磨き後のうがい薬としても役立つ。また、歯科用品メーカーが発行する防災のしおりを参考に、かかりつけの歯科医で「自分のお口の状態に必要な物」を事前に確認しておくことが重要である。
防災情報の入手方法
TV、ラジオ、天気系のアプリ
おすすめのアプリやサイト

車内避難生活の、一番の心配ごと
水と電力の確保。 備蓄している水が足りるか心配。
歯科衛生士さんからひとこと
日本では、どこで地震が起きてもおかしくありません。そのため、水や食料、電源など、非常時に必要とされるものをしっかりと備蓄していますが、口腔ケアの重要性はあまり知られていません。私が常備しているアイテムのひとつにデンタルリンスがあります。これは、非常時に貴重な水を使わずに口腔内を清潔に保つために非常に有用です。しかし、口腔ケアに関する情報が十分に伝えられていないのが現状です。「健康な体は、健康な口から」。口腔は体の入り口であり、適切なケアが欠かせません。キャンピングカーのオーナーの皆さんは、防災意識が高い方が多いと感じています。この機会に、口腔ケアの重要性も広く知っていただければ幸いです。
日頃から、車内に長期保存食材や日用品を常備しているユーザーは多いと思います。缶詰、カップラーメン、調理器具、カトラリー、そしてタオルやティッシュなどの日用品も載せっぱなしにしていることが多いですよね。これらの“日常的な備え”が、災害時にそのまま活かせます。ソーラーパネルやサブバッテリーがあれば、電力の確保も可能です。トイレやシャワーが完備されている車両もあり、マルチルームがあることで車内に目隠しとなる空間を確保できます。トイレについては、備え付けの本格的なものがなくても、バケツなどを使って即席トイレを作ることで対応可能です。個室であることが重要であり、たとえ家族であっても同じ室内でトイレを使うことは難しいものです。マルチルームが防水パン仕様であれば、水浴びも可能で、災害時に体を洗えるのは本当に助かります。
03. 薬剤師 もりもりお(JPSTAR HAPPY1+)


もりもりおさん
愛車:Moon Star Export 株式会社/JPSTAR HAPPY1+
キャンピングカー歴:2年
購入理由:テレワークスペース
職業:病院薬剤師
薬剤師さん流の防災対策
薬剤師さん目線で、防災に欠かせないアイテム
お薬手帳、健康保険証、病院でもらう持病薬(例:血圧の薬)、常備薬(風邪薬、整腸剤など)、そして救急用品(消毒液、ガーゼ、絆創膏など)
災害対策アイテム
調理器具(ポット、コンロ)、インスタント食品、衛生用品(マスク、歯ブラシ、タオルなど)
特に役立つと思うアイテム
サブバッテリー、ポータブル電源
防災情報の入手方法
インターネット、専門雑誌がメイン
おすすめのアプリやサイト
お薬手帳。災害時には、持病や常備薬を正確に伝えるために、お薬手帳が重要です。復旧・復興が長期にわたる可能性を考えると、事前に準備しておくことが大切です。
車内避難生活の、一番の心配ごと
トイレ。我が家のようなコンパクトサイズのキャンピングカーでは、使い捨ての簡易トイレしか設置できないため、容量に対する不安があります。
防災訓練の重要性
防災訓練を実施することで、避難ルートの確認や水の供給方法、必要な物資の準備、サブバッテリーの電力持続時間の把握が可能になります。これにより、災害時の対応力が向上します。実際に訓練を行うことで、事前に考えていた理想と現実とのギャップを埋めることが重要です。
キャンピングカーは災害時に非常に有用です。まず、移動式避難所として活用でき、足を伸ばしてゆっくり休むことができます。また、キッチンやマルチルームが備わっているため、数日間の自給自足生活が可能です。さらに、ライフラインが断たれてもソーラーパネルやジェネレーターを使用して電力を確保することができます。キャンピングカーは高額なイメージがありますが、実際にはファミリーカーとさほど変わらない価格帯の車両もあります。ご家族を守るために、ライフスタイルに合わせて検討してみてはいかがでしょうか。

04. 東日本大地震がきっかけ たけちゃん@小田原(NIESMANN+BICHOFF SMOVE)



たけちゃん@小田原さん
愛車:デルタリンク/ニースマンビショフ スモーブ
キャンピングカー歴:25年
購入理由:旅行、オートキャンプ
キャンピングカーが防災拠点に代わる備え



実際に、キャンピングカーを避難場所として利用した
東日本大震災の際、計画停電に備えて、2日間キャンピングカーで避難生活を送りました。冷蔵庫の中身を移し、清水タンクを200L満たして準備し、バッテリーが切れた場合は発電機で電力を補う計画も立てていました。幸い、計画停電の除外地域だったため、2日間の避難生活で済みましたが、その間に誰にも気兼ねなく眠れ、トイレを落ち着いて利用できるなど、キャンピングカーの利点を実感しました。
災害対策アイテム
調理器具(ポット、コンロ)、インスタント食品、衛生用品(マスク、歯ブラシ、タオルなど)
特に役立つと思うアイテム
ポータブル電源、ソーラーパネル、発電機ほか
車内に備えているグッズで、特に役に立つ物は?
電子レンジ。自宅から持ち込んだ冷凍食品の解凍に役立ちました。
車内避難生活の、一番の心配ごと
水の確保。
キャンピングカーの改善や追加したい設備は?
常設の太陽光パネルがないので、今後、備え付けたいと考えています。
おすすめの防災アイテム
ウエットティッシュ。ありきたりかもしれませんが、非常に役立ちました。特に、汚れた皿を拭いたり、体を拭いたりするのに使用しました。
キャンピングカーを防災目的で活用するためのアドバイス
電気、ガス、水道が揃っていて、プライバシーが保たれるので、長期的な生活が可能で、最大の利点だと感じています。
災害時にキャンピングカーを利用する際の最大の利点はなんだと思いますか?
プライバシーの確保。災害時は、予想以上にストレスがかかります。そのような状況でも、安心して過ごせる場所があれば、さまざまな状況に対して余裕を持って対応できると考えています。
災害発生時に家族や友人とどのように連絡をとる予定ですか?
携帯やメールを利用しようと考えていますが、東日本大震災の際に繋がりづらかった経験があるため、不安を感じています。
キャンピングカーの防災機能について、他のオーナーに伝えたいことやアドバイス
普段からキャンピングカーを利用していれば、災害時も「普段通りに使う」だけで十分に役立つと考えています。あまり気負い過ぎず、車内に常備するアイテムを日常的に使用することが大切です。
「レジャー利用」と「有事活用」を兼ねてキャンピングカーを活用しています。レジャーの経験がそのまま災害時に役立つと考え、防災を最優先するのではなく、万が一の際にも対応できるよう心構えを持っています。
05. 愛犬との避難対策バッチリ P.ace89(Darwin)



P.ace89さん
愛車:デルタリンク宮城/ハイエース ダーウィン
キャンピングカー歴:1年
購入理由:旅行・レジャー、避難拠点
愛犬とともに備える防災キャンピングカー



車内に備えているグッズで、特に役に立つ物は?
簡易トイレ。避難経験がないため実際に役立つかは分かりませんが、他のユーザーの意見や報道から判断すると、非常に役立つと思います。
災害対策アイテム
人用と犬用の非常食(賞味期限7年)×5日分、飲料水500mlのペットボトルを常時10本、簡易トイレ、ポータブル電源2000W×2台、ソーラーパネル、靴、毛布、布団、犬達が使うオムツ、リード、オシッコシート、うんち袋(防臭袋)
車内避難生活の、一番の心配ごと
ゴミ処理。特に汚物処理の問題が一番心配です。処理できないと、どんどん溜まってしまうためです。
キャンピングカーの改善や追加したい設備は?
汚水を溜めるタンクを車外に取り付けたいです。
おすすめの防災アイテム
凝固剤と防臭袋BOSがあれば、ニオイを防げるので非常におすすめです。
防災のためにキャンピングカーをどのように活用する計画を立てていますか?
犬たちと一緒に避難する。
キャンピングカーを防災目的で活用するためのアドバイス
防災用品や設備を常備し、賞味期限を定期的に確認して入れ替えています。災害はいつ起こるかわからないので、定期的な入れ替えが重要です。
災害時にキャンピングカーを利用する際の最大の利点はなんだと思いますか?
プライバシーの確保です。
キャンピングカーを防災目的で使用する際に、もっとも重要だと思う準備はなんですか?
トイレ。万が一の際に、あると安心です。
キャンピングカーでの防災準備をおこなううえで、もっとも困難だと感じることはなんですか?
人と愛犬たちの食料品、飲料水の備蓄数の限度です。
災害発生時に家族や友人とどのように連絡を取る予定ですか?
携帯電話、メールを想定。
キャンピングカーの防災活用に関して知りたい情報
ペット同伴可能、キャンピングカー受け入れ可能な避難場所などの情報を知りたい。
キャンピングカーの防災機能について、他のオーナーに伝えたいことやアドバイス
東日本大震災での経験を基にお伝えします。避難期間中、人の物は配給で調達できますが、犬の物は調達が難しいです。そのため、犬たちの愛用グッズを車内に常備しておくことを強くおすすめします。避難生活が長引く可能性もあるため、多めに準備しておいて損はありません。
キャンピングカーを防災目的で活用するためのアドバイス
電気、ガス、水道が揃っていて、プライバシーが保たれるので、長期的な生活が可能で、最大の利点だと感じています。
災害時にキャンピングカーを利用する際の最大の利点はなんだと思いますか?
プライバシーの確保。災害時は、予想以上にストレスがかかります。そのような状況でも、安心して過ごせる場所があれば、さまざまな状況に対して余裕を持って対応できると考えています。
災害発生時に家族や友人とどのように連絡をとる予定ですか?
携帯やメールを利用しようと考えていますが、東日本大震災の際に繋がりづらかった経験があるため、不安を感じています。
キャンピングカーの防災機能について、他のオーナーに伝えたいことやアドバイス
普段からキャンピングカーを利用していれば、災害時も「普段通りに使う」だけで十分に役立つと考えています。あまり気負い過ぎず、車内に常備するアイテムを日常的に使用することが大切です。
車内収納スペースがあるため、防災用品を常備しておけるのが最大の魅力です。もちろん、車両のサイズやレイアウトによって異なりますが、備えられる安心感は非常に強いです。



06. DIY車で備える 軽キャン野郎(HIJET)



軽キャン野郎さん
愛車:SUZUKI エブリイバン/DAIHATSU
ハイゼットトラック パネルバン(DIY車両2台)
クルマ旅歴:10年
購入理由:仕事、旅行、防
防災を見据えた車両生活のスタイル


実際に、愛車を避難場所として利用した経験がありますか?
2021年7月の豪雨で静岡県が襲われた際、旅行先の静岡県沼津市で被災しました。その際、キャンピングカーが避難場所として非常に役立ちました。
災害対策アイテム
ポータブルトイレやポータブル電源、テレビ、冷蔵庫、非常食、工具など
愛車に備えている防災アイテムで、特に役立ったものはなんですか?
Makitaバッテリーで動作するサーキュレーターがとても便利でした。
おすすめの防災アイテム
1台2役の、Makitaのラジオ付きランタン。照明の確保と情報収集が同時にできるすぐれものです。
愛車で避難生活をおくる場合、一番心配な点はなんですか?
私の場合、ガソリンの確保がもっとも気になります。キャンピングカーのエンジンで電力をまかなうため、ガソリンの備蓄が欠かせません。
愛車の改善や追加したい設備は?
冠水地での立ち往生が怖いため、リフトアップをして最低地上高を改善したいです。
防災のために愛車をどのように活用する計画を立てていますか?
私は労働組合の執行委員長を務めているため、地震や風水害などの災害時には、愛車を臨時の組合事務所として活用する予定です。そして、組合員やその家族、地域住民への電力供給をおこなうことを計画しています。
愛車を防災目的で活用するためのアドバイス
装備品が正常に動作するか、非常食の期限が切れていないかを定期的に確認することが重要です。
愛車を防災目的で使用する安心感や利便性について具体的なエピソード
愛車1台で速やかに避難できる安心感があります。
災害時に愛車を利用する際の最大の利点はなんだと思いますか?
普段から車中泊をしているため、いつもと同じ環境で落ち着いて情報収集や安否確認ができます。このように、日常的に慣れ親しんだ環境がそのまま利用できることで、災害時でも精神的な安定が保たれ、冷静な判断がしやすくなる点が大きなメリットと考えます。
愛車を防災目的で使用する際に、もっとも重要だと思う準備はなんですか?
車両サイズにもよりますが、自分のクルマの特性を理解し、普段から乗り慣れておくことが大切だと考えます。有事の際に、平時と同様の行動ができるかが重要だからです。普段からの慣れが、非常時において冷静かつ迅速な対応を可能にします。
愛車での防災準備をおこなううえで、もっとも困難だと感じることはなんですか?
軽自動車なので、防災用品保管のスペースが限られている点がネックです。
災害発生時に家族や友人とどのように連絡を取る予定ですか?
電話とLINEが主な通信手段。
コンパクトカーでの車中泊には、フラットな寝床を作るためのアイテムが重要です。車両購入後には、防災訓練を兼ねたキャンプや車中泊をおこない、定期的に防災情報を収集することが必要です。特に自作車両は、費用を抑えながらプライベート空間を確保できる点で、おすすめです。
この記事は『キャンプカーマガジン Vol.106』より一部抜粋した内容です。
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