キャンピングカーには独自の装備が付いているし、聞き慣れない用語や事柄もかなりある。
ここでは、これらの疑問をQ&A方式にして22の疑問に対してお答えしよう!
そこが知りたい素朴な疑問
Q1 どこで購入できるの?
A オリジナルのキャンピングカーを製造・販売しているビルダーの販売店や、その提携正規販売店で購入可能です。この時、ビルダーや販売店で結成されている「RV協会」の加盟店で購入する方が安心感は高まります。なお、自分仕立ての新車を購入する場合、納期は1年前後かかるため、購入前に確認を。
Q2 燃費はどれくらい?
モデル毎に異なるため、一概に良し悪しの判断ができません。そもそも架装により重量が増しています。使用する燃料やミッションによっても燃費は異なります。余談ですが、ハイブリッドカーをベースにしたモデルもあります。
Q3 キャンピングカーの運転には特殊な免許が必要?
エンジンがついている”自走式“のキャンピングカーの多くが、普通運転免許で運転することができます。、2017年3月より普通運転免許の条件が変更されているので、注意が必要な方もいます。また、”牽引式”のトレーラータイプも、制限内のモデルであれば、牽引免許を取得していなくても運転が可能です。
Q4 所有時にかかる税金は?
キャンピングカーも乗用車同様に「自動車税」と「自動車重量税」がかかります。その税率はナンバープレートの分類番号(8ナンバーや4ナンバーなど)によって異なります。
Q5 キャンピングカー専用の自動車保険はあるの?
保険会社によってはキャンピングカーに対応していないこともあります。取り扱いがあった場合でも、補償内容に制限があることも珍しくありません。乗用車をお持ちであれば、ご自身で加入している保険会社にまずは問い合わせを。キャンピングカーを購入する販売店に相談するのも一案です。
Q6 購入前に試せる試乗車はあるの?
多くの販売店に試乗車が用意されているほか、一般者向けに試乗会が開催されることも珍しくありません。より深くキャンピングカーを知りたい方には、レンタカーを借りることをおススメします。
Q7 自分の所有車をキャンピングカーにすることはできるの?
ビルダーがラインアップするキャンピングカーのベースモデルと同じ車種をお持ちの場合は「持ち込み架装」と呼ばれる対応をしてもらえることがあります。ただし、型式の差異などによりできない架装があることも。また、架装費用は高くなる傾向にあるようなので確認を。ベースモデルと異なる車種をキャンピングカーに仕立ててもらえるかどうかも、事前の確認が必要です。
Q8 車検は乗用車とは内容が違うの?
8ナンバー車には登録に必要な設備が正しく設置されているかの検査がありますが、それ以外は乗用車の車検と大きな差はありません。ただ、キャンピングカーの車検を受け付けていない業者もあります。ユーザー車検は可能です。車検期間はナンバープレートの分類番号によって異なりますので、注意が必要です。トレーラーも車検が必要なのでお忘れなく。
Q9 自宅や自宅周辺の駐車場が狭い場合はどうしたらいいの?
キャンピングカーやトレーラーも乗用車と同じく、住民票の登録住所から半径2km以内の場所に駐車場を確保し、車庫証明を取得する必要があります。ただし、全長が5.7m以上または全幅1.9m以上の8ナンバーのキャンピングカーであれば、モータープール制度を使用できます。これは、住民票の登録住所から離れた場所に車庫証明を取得でき、駐車保管することができるというものです。
Q10 購入後にメンテナンスが必要な個所は?
キャンピングカーといってもクルマはクルマ。タイヤやワイパーといった消耗品の交換やエンジンオイルの交換など、乗用車と同じように季節や走行距離に応じたメンテナンスは当。然必要です。バッテリーも注視してください。、シェル架装されたモデルであれば、外板素材を守るべく洗車+ワックスがけも重要になります。そして忘れてはいけないのが、車内の換気。定期的に窓やドアを開け、車内に湿気がこもらないよう注意しましょう。FFヒーターやサブバッテリー、エアコン、給水タンクなど、キャンピングカーならではの装備もメンテナンスが必要です。不安な方は、販売店やメンテナンスショップに相談し、請け負ってもらうのも一案です。
続きは雑誌でご確認ください。
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