「寒いから冬は旅をしない」なんて、もったいない!冬にしか見られない、冬ならではの景色がたくさん。今回は、東北にスポットを当ててご紹介します。
雪国初心者にもおすすめ!日本の冬を楽しむクルマ旅
日本一周をはじめた最初の年、キャンピングカーで巡った東北の雪まつりがいまだに忘れられません。今回おすすめする定義として「これは地元民でも知らない人がいる秘境祭りでは?」、「また行きたい」というお祭りを集めました。ぜひスタッドレスタイヤやチェーンを準備し、マイナス気温のなかでもFFヒーターやエアヒーターをガンガンたいて、冬ならではの、クルマ旅を楽しまれてみてください!きっと新たな発見や出会いが、まだまだたくさんありますよ♪
※コロナ禍の影響で数年間お休みしていたお祭りも、今年~来年は再会するイベントが多くなってきました!なかには、まだ最新情報が未発表のお祭りもありますが、今回は「また行きたい」と考えている冬のお祭りをご紹介します。(お祭り開催日は11月6日現在調べです。気になるお祭りの最新情報は、ぜひウェブで検索してみてくださいね♪)
沢田ろうそくまつり 青森県弘前市
おすすめNo.1!県民も知らない秘境の雪まつりが弘前にある
450年の歴史ある、秘境の祭り。旧相馬町の神明宮の「岩谷堂」と呼ばれる祠の岩肌にろうそくを灯し、翌日のロウの垂れ具合で豊凶などを占うお祭り。幻想的な雰囲気の中で、家内安全、合格祈願、会社の繁栄などを祈ってみてはいかがですか。
会場:沢田神明宮「岩谷堂」
期間:2024年2月24日(土)
熊肉を使った「肉汁」は、意外にも臭みがなく、脂がのっていて非常に美味。
おぢや風船一揆 新潟県小千谷市
気球に乗ったことがない人は必見!空から眺める雪景色は格別!
真っ白な雪原に、色とりどりの熱気球が無数に浮かぶ光景は、車窓から見てもテンションが上がる。小千谷の冬の風物詩は、約40年前からスタートした。現在では「おぢや風船一揆」と呼ばれる一大イベントに発展し、全国から興味のある人が集まるようになりました。
会場:平沢会場
期間:2024年2月下旬
気球乗船体験には、長蛇の列ができる。寒さを我慢した先に見られる景色がある。
雫石冬フェスタ 岩手県雫石町
マイナス10度の世界を満喫する
毎年異なるテーマで作られる雪像は、自衛隊員など延べ4000人が参加。会場ではステージショーや花火など、連日イベントが繰り広げられ、約30万人の観光客でにぎわいます。日暮れには照明でライトアップされ、幻想的な世界を楽しめます。
会場:雫石町小岩井農場まきば園、雫石スキー場など
期間:2024年1月27日~2月12日 9:00~12:30
花火の輝きを受ける氷の世界は、また別格。幻想的な世界を堪能してみては。
上杉雪灯篭まつり 山形県米沢市
手作りが暖かい。おしょうしな、山形
米沢の方言で「ありがとう」を意味する「おしょうしな」。毎年、松が岬公園一帯を主会場に約200基の雪灯篭と1,000個の雪ぼんぼんのやわらかい”ともしび”が飾られます。灯りが揺らぐ独特の情景が、あなたを幻想的な雪の世界へと誘います。
会場:上杉神社境内・松が岬公園一帯
期間:2023年2月11日(土)、12日(日)(参考)
雪化粧の上杉城。夜はライトアップされて、一段と綺麗な姿になる。
弘前城雪燈籠まつり 青森県弘前市
力強い弘前城は春だけではなく冬も見応え十分!
桜の名所、弘前城。昭和52年に始まった雪祭りはまた格別。約150基の大小さまざまな雪燈籠、雪像が公園内に配置され、日暮と共に灯りがともされます。ミニかまくら群の暖かな照明が、あなたを幽玄の世界へ誘います。
会場:弘前公園(国指定史跡 弘前城跡)
期間:2024年2月9日(金)~2月12日(月)
天守閣の城下は無数のミニかまくらが暖かく灯す。
横手の雪まつり【かまくら】 秋田県横手市
ザ・かまくらは絶対に抑えたい 。横手市内を飾るかまくら群は必見
水神様をまつる、横手のかまくら。かまくらの中には地元の子どもたちが「寄ってたんせ、上がってたんせ♪」と声をかけてくれます。お言葉に甘えてかまくらに立ち寄らせてもらい、ぜひ本場の雰囲気を体験してみてください。
会場:横手市役所本庁舎前・横手公園・二葉町通り・羽黒町通りその他市内一円
期間:毎年2月15日~16日
気軽に飛び入り参加できる、ミニかまくら作り体験が面白い。
日暮と共に、灯りを灯してくれる。日中と夜の2度楽しめる。
田沢湖高原雪まつり 秋田県仙北市
大きなかまくらや、お題に沿った雪像で夜まで子どもの笑い声が溢れる
スキー場がお祭り会場に変身する、田沢湖。雪像コンテストをはじめ、目玉となる「汁椀グランプリ」、地元の子どもたちによる紙風船上げなど、手作り感満載の、あたたかいイベントが盛りだくさん。
会場:たざわ湖スキー場特設会場
期間:2023年2月25日(土)~2月26日(日)(参考)
十和田湖冬物語 青森県十和田市
かまくらBar・ウィンターバーは大人の旅に必須アイテム
寒空に打ち上がる花火は格別に綺麗。輝く美しい月や、満天の星と共に花火を満喫して欲しいお祭りです。目玉は、他のお祭りの石像とは一風変わり、体験型の展示物。大切に創作物と触れ合ってみてはいかがでしょうか。
会場:十和田湖畔休屋多目的広場
期間:2023年1月27日(金)~2月19日(日)(参考)
えちごかわぐち雪洞火ぼたる祭 新潟県長岡市
雪一面に広がる、ミニかまくらの暖かいともしび
会場には、冬の蛍をイメージした大小のかまくらが造られ、日暮と共に、約2万本のロウソクの灯りが浮かび上がり、幻想的です。澄んだ冬の夜空に打ち上げられる特大花火も。
会場:長岡市川口運動公園内特設会場
期間:2023年2月25日(土)12:00~19:00(参考)
目玉はテーマに合わせた灯火(出展:長岡公式HP)
つなん雪まつり 新潟県津南町
世界でも有数の豪雪地帯ならではの体験・雪遊びまで満喫できます。ランタンの打ち上げは必見!
会場:津南町ニュー・グリーンピア津南会場(グラウンド)・大割野特設会場
期間:2024年3月9日(土)
平庭高原スキー場まつり 岩手県久慈市
「まめぶ汁」「べご汁」など郷土料理の露店が多数出店。地元グルメを楽しみたい人にはピッタリ!
会場:平庭高原スキー場
期間:2024年2月10日(土曜日)午前11:00~
肘折幻想雪回廊 山形県大蔵村
全国屈指の豪雪地帯ならではの、3mを超える雪壁にほのかな灯りがやさしく灯ります。
会場:大蔵村肘折温泉
期間:2024年1月27日・2月3日・2月10日・2月17日(各土曜日)19:00~20:00
青根温泉雪あかり 宮城県川崎町
昼は雪灯篭作りと温かい汁物、多数の催し物を楽しめ、夜は雪灯篭の温かな灯りに囲まれます。
会場:川崎町青根児童公園周辺
期間:2023年の開催情報は未発表(参考)
コダナリエavenue 宮城県山元町
東日本大震災の翌年から開催される。”心の復興”を願い、20万球のイルミネーションで彩る。
会場:小平公園(元町小平字舘18-1)
期間:2021年12月11日(土)~2022年1月8日(土)の毎週金・土・日(参考)
裏磐梯雪まつりナイトファンタジー 福島県北塩原村
雪のアクティビティ、アイスクリーム作りなどの、体験系のイベントが多め。かまくらの暖かさ体験も。
会場:北塩原村裏磐梯サイトステーション、レンゲ沼
期間:2023年2月18日 10:00~20:00(参考)
会津絵ろうそくまつりーゆきほたるー 福島県会津若松市
会津伝統的工芸品「会津絵ろうそく」はまさに職人技。静の御薬園、動の鶴ヶ城を体験してください。
会場:鶴ヶ城、御薬園
期間:2023年2月10日~11日 17:30~20:30(参考)
大内宿雪まつり 福島県下郷町
17世紀頃に開かれた宿場町で、国の重要伝統的建造物群にも選定されている大内宿。雪化粧もまた必見。
会場:下郷町大内宿
期間:2023年2月5日~11日(参考)
山谷・坪野ほんやら洞まつり 新潟県小千谷市
ほんやら洞とは「小さなかまくら」。雪原の大小約5,000個のほんやら洞が灯りが優しく浮かび上がる。
会場:新潟県小千谷市山谷(旧山谷小学校グラウンド)
期間:2023年は開催中止
雪国の車中泊で気をつけること
痛い目や困らないように、最低限この3つのポイントを頭の片隅に雪国でのクルマ旅を楽しんでくださいね。
1.人の安全も、足元から!
普段履いている靴に簡単に脱着できる滑り止めは家族の人数分準備しておくのが吉!
2.チェーンは事前に装着の練習を!
雪の中での装着は、不慣れだと涙が出てくるぞ!
3.安全は足元から
スタッドレスタイヤ、タイヤチェーンなど必要な装備は事前に準備して旅に出よう!
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