キャンプカーマガジンの歴史紹介

キャンピングカーと歩んだ16年の軌跡

読者のみなさまの応援のおかげで、この度100号を迎えることができました!いつもご愛読いただき、ありがとうございます!編集部メンバーと一緒に、100号の歴史と共に車両の移り変わりや当時のはやりを覗き見ませんか?!

目次

控えめに言って、編集部に激震が走りました……

初夏。記念すべき100号の企画会議をおこないました。企画も大詰めになった頃、新人から「本誌の歴史を知りたい!」と発言があり、編集部一同「いやいや、需要はないだろう」と否定をしたのです。しかしこの新人、過去の本誌を引っ張り出し「読者のみなさんも、知りたがっていますよ!」と言うではないですか。ということで、どれだけの需要があるか分かりませんが、新人のゴリ押しで決まったキャンプカーマガジン「歴史」をご覧ください!

記念すべき第1号の表紙はロータスRV販売Eスピリット

V O L .1〜

本誌の誕生は2007年、春。 時代は2007年(平成19年)、 カーオーディオマガジン5月号増刊として誕生したキャンプカ ーマガジンは株式会社芸文社より発行されました。当時の販売価格は680円。同年、藤原紀香と陣内智則の結婚、マクドナルドのメガマック、邦画「ALLWAS続・三丁目の夕日」、「千の風になって」がヒットした時代です。当時はキャンピングカーを取り扱う雑誌は少なく、また現在のような車両の呼び方ではありませんでした。
例えば「軽キャン」という単語は、当時は「コンパクトキャンピングカー」、そして、海外から輸入された車両を「インポートキャンピングカー」と呼んでいました。
今となっては、表紙だけでなく、紹介した50台のベース車からも時代の流れを感じます。キャンピングカーの変化と共に成長してきた、本誌なのです。ちなみに、編集部のメンバーもこの16年で大きく変わりました。


創刊号

記念すべき1号は、なんと増刊号だった!編集部にある表紙は汚れてしまっている。当時の読者さん、今もキャンピングカーを楽しんでいますか?

10号目の表紙はバンテック「アトム307」

V O L .10〜

表紙のアトムは、長期テストカーとして編集部にやってきたキャンピングカーです。当時、この車両で密着取材などをおこなっていました。特集はハイエース。サイズが大きくなればなるほど車内で快適に過ごせる一方、運転のしやすさも左右されるため、小回りなど徹底調査した記事が取り上げられました。


第10号

表紙にも掲載されたOさんファミリー。もしかしたら今頃は、親子3世代でキャンピングカーライフを楽しんでいたり して……?

今では難しくなったDIYに特化した内容

V O L .20〜

2010年5月発売。目玉企画の「キャンピングカー快適化計画」では、オーナーによるハンドメイド技(現在のDIY)が繰り広げられた。読者からのアンケートでよくいただく「DIYに特化した雑誌」だが、現在は車両の構造変更なども厳しくなっているため、大々的に取り上げられないのが悔しい。


第20号

DIYされている読者さまを大勢ご紹介した号となりました。みなさん、今頃なにをされているのでしょう。また旅の様子を教えてください!

本格的なキャンピングカーから手軽な車中泊車の登場

V O L .30〜

2012年1月発売。表紙にある「イージー&エコロジー」の一環として、ソーラーパネルを地球3周分の振動を与える実験や耐久性、リチウムイオン蓄電池の可能性なども取り上げた。またこの頃から駐車場のマナーのことや、違法改造の注意喚起をする記事が取り上げられるようになってきた。注意喚起せずに済む共通認識でいたい。


第30号

東日本大震災の翌年春の号です。ビルダーさんの被災地でのお手伝いなども報告されています。

表紙は発電機に強い「ホタル」がモデル

V O L .40〜

2013年11月号。航空情報11月号増刊として、現在の株式会社マガジン大地から発売された記念すべき号。表紙は発電 機を搭載したオール電化の軽キャンピングカー。この時代から「軽キャンパー」という言葉が使われるようになった。キャンプカーマガジンが主催の「ミニキャンプ大会」も開始されるように。


第40号

表紙のテイストの変化が見られる。一世を風靡し根強い人気のあるN-boxはキャンピングカー以外のユーザーの目にも多く止まった。

記念すべき50号 編集部北海道へ行く

V O L .50〜

航空情報7月号増刊。キャンピングカービルダー誕生秘話なども掲載され、キャンピングカーの歴史を垣間見られる。創刊から49号までの全表紙を紹介するページも設け、読者のみなさまに感謝をお伝えした。今までの表紙だけ見ても、車両のエクステリアから、キャンピングカーの変化を垣間見ることができる。全巻揃っている読者さま、いらしたら編集部もしくはInstagramDMまで自慢のお便りをお待ちしております。


第50号

記念50号ではレンタルキャンピングカーで行く北海道旅の提案がメイン企画だった。編集部取材班はテンション高めだったことだろう。

1号から50号までの表紙を紹介しているページも設けられ、編集部でも50号を祝うムードに包まれた。

改定化に特化した記念すべき10年目

V O L .60〜

1号発売から10年目となった60号。2007年から10年に渡って「快適化」を追っていました。この10年で、より電源に強く、家庭用エアコンやTVを導入することで「家同様の生活空間」を確保し、快適なキャンピングカー旅ができるように変化してきました。ビルダー開催のオフ会なども、活発になった時代です。


第60号

綺麗な海を背景にレンタルキャンピングカーで遊ぶ沖縄の旅の特集が組まれた。当時は旅の提案などの内容も多かった。

表紙は東和モータース販売「WOHN」がモデル

V O L .70〜

秋はキャンピングカーユーザーの出動頻度が高い季節2位。 秋の旅を提案する特集をピックアップした1冊となった。気になる車内の電源や、電気を使うアイテムに特化した紹介をまとめていて、クルマ旅で使える「泊まれる車中泊施設」も取り上げられるようになりました。 付録の車内で簡単に作れる車中飯レシピが人気でした。


第70号

まだレンタルキャンピングカーが豊富でなかった時代。「初めてのキャンピングカー体験記」なる企画では、読者の試乗体験がおこなわれた。

憧れの輸入車モデルをピックアップした1冊

V O L .80〜

ウィズコロナ時代に向け、快適なキャンピングカーライフの下準備をする人が多くなったタイミングでした。時代はコロナ禍。コロナ禍でも、3密を回避した快適な車中泊を楽しむためのアイテム一覧をご紹介しました。「ビギナーでもDIYを楽しみながら」、そしてその先に 「キャンピングカーの旅を楽しむ」ために、電装系にも力を入れてご紹介しました。


第80号

当時すでに32年相棒と旅していたSさん、黒猫ちゃんと旅を楽しんでいたTさん、お元気にされていますか?

キャンピングカーショーの見所を詰め込んだ1冊

V O L .90〜

世間は、まだコロナ禍真っ只中。 そんな中、キャンピングカーは鉛バッテリーから時代が代わり、注目度が高いリチウムイオンバッテ リーがかなり流入し始めました。 鉛バッテリーとの違いを徹底的に比較し、デメリットまでまとめ た記事が大好評でした。ニューモデルが多く出展されたジャパンキャンピングカーショーでも、バ ッテリーを搭載した車両が多く展示され、人だかりができていたのは記憶に新しいです。同様に、高規格RVパークの紹介もたくさんの反響をいただきました。


第90号

読者様の顔ぶれも、いよいよ「近代」になってきました。これからもキャンピングカーライフの様子を教えてくださいね!

時代の波に乗り、重い腰を上げて始めました

(左)ウェブサイト「ダイチランド」をひっそり開設しました。キャンピングカー以外も紹介します。
(右)Instagramでは、 キャンピングカー旅を楽しむユーザーのみなさんとの交流を楽しませていただいてます。

マガジン編集部メンバーよりお礼

読者の、そしてビルダー、関係各社の皆様、いつもお付き合いいただき誠にありがとうございます!深く御礼申し上げます。100号そして19 期目を迎え、日々皆様のために、楽しい雑誌になるよう、ますます切磋琢磨してまいります。今 後ともどうぞよろしくお願いします。


マガジン大地 代表取締役
安 中 俊 貴

スタープレーヤーが新記録を作っても、「それは単なる通過点に過ぎません」的な発言をすることがあるが、 創刊100号は十分に重みのある数字であることは間違いありません。つまり、読者の皆さんの応援があるからこそここまで続いて来たのですから。200号目指して頑張るぞ〜! マハロ〜♪


編集室長
桜井康雄

いろんなカテゴリーのクルマ雑誌の編集に長く携わってきたので、クルマに係る人達を多く取材してきた。その経験か らいうと「キャンピングカーを作る人も、キャンピングカーに乗っ ている人も、やたらとテンションが高い」と感じる。それだけの「熱量」を載せられるのがキャンピングカーなのだと知りました!今後もその「熱量」を誌面に生かせればと思います。

編集長
鈴木耕一

日頃、本誌を支えてくれてありがとうございます。日常と非日常が同時に存在するキャンピングカーは、夢の移動空間です。このクルマの素敵な感動を読者の皆さんとこの先ずっと共有できたらいいなと思っています。

デザイン担当
板谷正則

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