教えて!トイレット博士「キャンピングカーのトイレについて考える」

ビギナーなら気になりますよね〜。トイレのお話。

東日本大震災の被災地でもっとも困った問題は、飲食ではなくトイレだと言われています。また、首都直下地震の際には、「発生2時間後に81万人の人がトイレ難民になる」と内閣府は予測しています。これを気に、車内に搭載するトイレを見直してみませんか?

トイレ事情!みんな、車内にトイレを搭載してる?

みんなはキャンピングカーの車内にトイレを搭載しているか否か、ユーザーのリアルなトイレ事情って気になりませんか?

日本RV協会のアンケート結果ではキャンピングカーへのトイレの設置数は46%とのこと。
ユーザーの約半分がトイレを設置しているということは、つまり、2台に1台の車両がトイレを搭載しているということ!この結果を意外に思われる人も多いのではないでしょうか。

しかし、トイレを搭載するのが正解ではなく、また不正解でもありません。なぜなら、ユーザーみなさんの使い方によって、必要な装備が違うからです。

今回は、安価で手軽なタイプのトイレから本格的な大人気モデルまで、3種類のトイレを紹介します。ぜひ車内トイレ選びの参考にしてくださいね。

トイレの設置率は半々。本当は必要?

キャンピングカーユーザーの約半分が導入している車内トイレ。ここで注意してほしいのが、「みんな搭載しているから搭載する/搭載しない」という判断です。なぜなら、トイレはタイプによって他の装備よりもメンテナンスに手がかかるからです。

家族の物とはいえ、汚物です。そのため、使用後のメンテナンスも含めて、「どのタイプのトイレを導入するか、そもそも導入しないか」を考える必要があります。

しかし使用するのであれば、小さな子供、年配のかた、家族旅行での渋滞時、お酒を楽しんだ後の夜間のトイレにも、あると安心できると太鼓判を押す装備のひとつでもあります。
いざというときのために、防災用のコンパクトなタイプを何個か用意しておくと安心です。

トイレ搭載ユーザーの半分があのトイレだった

車内にトイレを設置しているユーザーの半分に当たる約47%がカセットタイプのトイレでした。このタイプはキャブコンに多く、家のトイレ同様の見た目で、車内に固定して設置するタイプです。汚れ物を溜めておくブラックタンクを汚水マスに排水するのが特徴です。バイオタイプの洗浄剤を入れて使用します。

次に多いのが、ポータブタイプのトイレで約30%にのぼります。こちらは、ハイエースベースのバンコンや、コンパクトサイズ、軽キャンピングカーまで幅広い車両に導入されています。持ち運び可能なタイプで、後から追加導入しやすいのが特徴です。こちらもブラックタンクに汚物が溜まるので、洗浄剤を使います。

最近人気で支持されているのが、使用ごとに汚物を密封するラップポンタイプで、10%のユーザーが愛用しています。

組み立ても密封もあっという間の本格トイレ

ラップポン 1PF-1
手動ラップ式簡易トイレ
価格:本体+消耗品セット/46,200円(税込み)

軽くて持ちやすく、丈夫で汚れにくい専用トートバック付き本体は、レバーを引くだけ楽に操作できるため、年配のかたから子供まで簡単に使えます。
トイレ使用後は1回ごとに密封個包装するため、中身が漏れる心配はありません。厚さは17cmなので、車内では折りたたんで収納することも可能。本格的なトイレでゆっくり用を足したい人は、断然おすすめの組み立て式トイレです。

❶総重量5kgと軽くどこへでも簡単に持ち運べる。

❷丈夫で汚れにくい専用トートバック付き。

❸クローゼットや靴箱などにも収納できる。

❹繰り返し使用や衝撃に強い素材を使用。

❺フィルムを交換すれば何回でも使える。

ロータスRVパーツショップ
☎048-481-0303
https://www.rotas-rv.co.jp/

本格的12V車載専用の自動ラップ式トイレ

ラップル
TYPE-A/TYPE-B
価格:TYPE-A/176,000円(税込み)
TYPE-B/184,800円(税込み)

キャンピングカーの展示会で披露されてから注目されている、排泄物を熱圧着を使用し自動で密封するタイプの本格的トイレです。
TOTO製の便座を採用することで、座り心地は抜群。クルマに搭載するために軽量化すると共に、防振設計も強化されています。
使用後は個包装で切り離せるので、後処理の手間なくお手入れも簡単。従来の車載用トイレに必要なブラックタンクは不要で、クルマ旅後の面倒なメンテナンスもなく、気軽に使えます。

❶事前に凝固材をラップに入れる。

❷事後に処理スイッチをオンすればOK。

❸専用携帯バッテリーでも動く。

キャンピングカーパーツセンター
☎04-2936-6476
http://www.campingcar-partscenter.jp/

女性に優しい安心で安全な完璧セット

エピスタレスキュー
自立型携帯トイレ
価格:ミニマセット/418円(税込み)
   基本3回セット(ポンチョ付き)/1,738円(税込み

防災用品で注目されるエピスタコーポレーション。車載用にマイナス30℃〜80℃まで耐えられるウェットティッシュを開発し、このたび「トイレの心配解放宣言」のため、カードサイズの防災用トイレが発売されました。
女性の視点で考えられ、①カードサイズ、②4ステップで設置、③自立型トイレの3つを兼ね揃えた、安心トイレが開発されました。特許申請中のトイレが車内に1つあれば、心強いこと間違いなし!

エピスタコーポレーション
☎03-5412-0647
http://www.epista.jp/

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